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気がついたとき、外は夕焼け色になっていた。
どうやら寝てしまっていたよう…
目の前には点滴が終わりかけて、扁桃腺のはれも少しおさまって眠る葵がいた。
『…よかった、熱も少し下がってる』
ほっとして、愛来の頭を撫でる
しかし、ふと私は慌ててPHSをとり、着信をチェックするが
なんの着信もなかった。
急変も、急患もなかったのだろうか。
かれこれ、何年も医者をやっているが、たとえ寝ててもPHSの音に気が付かないなんてことはない
やっぱり着信がなかったのだろう。
白石たちの配慮かもしれない。
私はPHSをしまい、愛来の聴診をする
『うん…呼吸は問題ない。良かった…』
そこへ…
冴島「あら、おはよう。」
『はるちゃん…！』
冴島「検温と点滴換えに来たの。」
『あ、ありがとう。お願い
ねぇ…』
冴島「なぁに？」
『私、どれくらい寝てたんだろう。』
冴島「1時間ほど前に
私が様子見に来たときには寝てたわよ」
『え、そんなに！？…うわ、もう、、。』
冴島「いいじゃない。たまには」
『救命の方は…？何もなかった？？
忙しかったんじゃない？』
冴島「午後にヘリ出動が1件と。急患が3件かな。
今日は急変した患者さんもそんなにいなかったからそこまで忙しくもなかったわよ。」
『…そっか。』
pipi
冴島「37.9℃。 やっと微熱まで戻ったわね…」
『この子、もともと熱が下がりにくいの。
だから普段から風邪引かせないように気をつけてはいたんだけど、』
冴島「熱が出たのはストレスや疲れからってこと？」
『うん、あのあと少し検査をしたらCRP値の値が高かくてさ、急性胃炎になりかけてた。
幸い、すぐ気がついたから対応はできたけど、
しばらくは食欲は出ないかも。』
冴島「もうしばらく点滴が必要になりそうね」
『はぁ…』
冴島「あなたが寝てる間は少しの間だけど、新海先生が来てくれてたのよ？」
『そうなの？全然気が付かなかった。
起こしてくれればよかったのに』
冴島「せっかくだから人手が足りなくて必要になるまでは、なるべく寝かせておいてほしいって頼まれたのよ」
『…』
冴島「少し前まで居てくれたんだけど、患者さんが急変したらしくて、脳外に戻ったわ。」
『…そう。』
冴島「じゃ、私も戻るわ」
『うん、ありがとう』
そうして、冴島は病室を出た
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草食獣(プロフ) - 続編すごく気になります (2017年12月12日 22時) (
レス) id: b1facee860 (このIDを非表示/違反報告)
Asagi(プロフ) - 続編楽しみにしています。 (2017年12月12日 22時) (レス) id: 3aa4eacbc3 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます！すごく面白かったので続編楽しみにしてます！ (2017年12月12日 20時) (レス) id: 05c1c60bfc (このIDを非表示/違反報告)
y(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています！続編とても見たいです！！！ (2017年12月12日 20時) (レス) id: 93605edd34 (このIDを非表示/違反報告)
machida(プロフ) - 続編読みたいです！ (2017年12月12日 20時) (レス) id: def14193a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾌﾟﾘｨﾈ | 作成日時：2017年10月22日 0時
