写真と穢れた血 ページ19
・
それからスネイプ先生は何かを持って私の元に来た。
「これは...？」
スネ「セリシール、これは君が持っておくといい。」
そう言って渡されたのは、恐らく私の父親であるロディの写真。
何かの本を読んでいたけれど、カメラを向けられているのに気づき、あっかんべー、というように舌を出したあと、悪戯っぽく笑っている写真。
「これが、私のお父さん...？」
スネ「あぁ。ロディだ。」
確かに、髪色と瞳の色はそっくりだ。
父親の写真を見ながら、頬を少し緩ませていると、パンジーが部屋に入ってきた。
スネ「何の用かね、Ms.パーキンソン。」
パン「すみません、Aに用事があって...、A！ちょっと来てくれない？」
「え、あ、うん。ありがとうございました、スネイプ先生。」
スネ「構わん。」
それからスネイプ先生の部屋を出て、パンジーに手を引かれながら小走りで移動する。
「どうしたの？」
パン「スリザリンのクィディッチの練習が始まるの！」
「クィディッチ？今までクィディッチの練習なんて見に行ったことなかったのに、どうして突然...、」
パン「ドラコが選手に選ばれたからに決まってるじゃない！！」
「...え！？ドラコがクィディッチの選手に！？私、聞いてない！！」
パン「あら、たくさん自慢してたわよ？とにかく！急ぎましょう！もう始まるわ！！」
「うん！」
そうしてクィディッチの練習場に行けば、なんだか揉めているようだった。
ピッチにはグリフィンドールの選手たちとスリザリンの選手たち、そしてハーマイオニーとロンがいた。
「何事...？」
パン「行ってみましょう！」
それから私達もピッチに入っていく。
ドラ「誰もお前の意見なんか求めてない。生まれ損ないの"穢れた血"め！！」
そのとき、ドラコのそんな声が聞こえて、私は走る足を少し止めた。
パンジーはすぐに振り返り、私の顔を見てから言葉を発する。
パン「A、？A、その...、」
フレッドとジョージがドラコに飛びかかろうとし、それを食い止めるようにスリザリンチームのキャプテンであるフリントがドラコの前に立ちはだかる。
パン「A！お願い待って！！」
パンジーのそんな声を無視して私はドラコ達の方に走っていった。
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真昼 - 続きがとても楽しみです！！ (2023年2月18日 14時) (
レス) @page46 id: 4aa49d82fe (このIDを非表示/違反報告)
アサギ - すごく面白いです！あの、ネタバレに含まれるから教えていただけなくても構わないのですが、｢一部救済｣の中にスネイプ先生は含まれますでしょうか…？多分聞くべきじゃないと思うんですけど不安で…ｱｯ応援してます！ (2022年5月25日 0時) (レス) id: d4726cb159 (このIDを非表示/違反報告)
COCOA(プロフ) - サラさん» わぁあ！！ハリーポッター面白いんでハマっちゃうのものすごく分かります❕神作だなんて嬉しすぎます😳!!これからも更新頑張らせていただきます！！ (2022年4月18日 11時) (レス) id: f317948059 (このIDを非表示/違反報告)
サラ - 最近ハリーポッターにハマり出したんですよ！だからこの小説ほんとに神作！コレからも，時間が空いていれば更新してもらえればありがたいです！ (2022年4月1日 21時) (レス) @page23 id: f15528bb75 (このIDを非表示/違反報告)
COCOA(プロフ) - ner20210207さん» ありがとうございます！！これからもできるだけたくさん更新できるように頑張らせていただきます！ (2022年3月26日 15時) (レス) id: f317948059 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：COCOA
| 作成日時：2022年1月10日 17時
