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走ってBARに駆け込むと、死柄木だけがそこにいた。
死柄「今日は別に呼んでないぞ...その顔どうした。」
死柄木はこっちをみると同時に驚き、ノロノロと動き出して頬を冷やすものを持ってきてくれた。
「ありがとう。」
死柄「ん。...で？誰？ヒーロー？」
死柄木は私の傷の手当をしながらそう聞いてきた。
「いや、その。」
死柄「めんどくさい。さっさと言え。」
「...荼毘。」
そう言うと死柄木は、は？と声を漏らして、私の頬を冷やすために持っていたタオルを落とした。
すぐにそれを拾い上げ、また手当をしてくれる死柄木。
死柄「なに？喧嘩？何したんだよお前。」
「分かんない。昨日はトガちゃんとマグ姉とお泊まり女子会してたの。それでそのままお昼ご飯を食べに行ったの。それから家に帰ったら、荼毘は怒ってた。」
死柄「はぁ？昨日記念日だったとか？」
「そんな事で怒るほど荼毘は小さい人じゃない。私が何かをやらかしたんだろうけど身に覚えがないの。何に怒ってるのか聞いても、荼毘はとっても怒ってて冷静じゃなかったの。だからあまり会話にならなかった。」
死柄「アイツがそんなに怒るとかお前ほんとに何したんだよ...お前はこれからどうすんの。家には戻れないんだろ？」
「うん。今は戻りたくない。」
そう言うと、死柄木は少し考えるような素振りをみせた。
死柄「残念なことに明日荼毘がここに来るからここでは匿えねェ。下手に男のとこいくよりトガとかの方が良いだろ。それで傷冷やしとけ。口の中の止血もな。トガに連絡してきといてやるよ。」
「ありがとう。」
なんだか今日は死柄木が優しい。
それから少しすると、トガちゃんがここまで迎えにきてくれる事になった。
今は死柄木と2人でお話中だ。
「ねぇ死柄木。黒霧は？」
死柄「黒霧なら今は先生に呼ばれててここにはいない。」
「そっかぁ。死柄木カクテルとか作れないの？」
死柄「お前こんな真昼間から飲もうとしてんのかよ。」
「別に良いでしょ。カルーアミルクが飲みたい。」
死柄「作れねぇよ。」
「うっわ、そこは作れとけよ。一日中BARにいるだけで暇なんだしさ。」
死柄「人をニートみたいに言うんじゃねぇ。」
「ニートでしょ。」
死柄「違う。ヴィランだ。」
「仕事してないんだからニートでしょ。」
死柄「職業：ヒーローがあるなら、職業：ヴィランがあっても良いだろ。」
「なんでよ。」
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ｸﾘｵﾈ~♪ - この夢小説すっごい好きでした!!応援してます！Byｸﾘｵﾈ~♪ (2022年2月22日 20時) (
レス) @page13 id: c1c5e9b3ab (このIDを非表示/違反報告)
みりん - 面白かったです！ (2022年1月27日 20時) (レス) @page13 id: e2811cc03f (このIDを非表示/違反報告)
あわ(プロフ) - 面白すぎます！！敵連合推しの私からしたら最高の作品ですよ！！応援しています、自分のペースで更新頑張ってくださいね！ (2022年1月4日 23時) (レス) @page13 id: a26e70e8e6 (このIDを非表示/違反報告)
あおちゃん - すごく面白いです！更新頑張ってください！応援してます！ (2021年11月21日 10時) (レス) @page13 id: fa151c82d1 (このIDを非表示/違反報告)
SA RA - 凄く続きが気になります！！ (2021年10月24日 9時) (レス) id: 38844c5d7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：COCOA
| 作成日時：2021年10月12日 19時
