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No side
またまた場所は変わり、メリー号の甲板。
ゾロ「もう追ってこねェな、海軍のヤツら。」
そう言うゾロに、んー...と返すクルー達。
ゾロ「突き放したんだろ！？」
そう言っても、んー...としかかえってこない。
ゾロ「あのな...何だよその気のねェ返事は...。」
そんなゾロに向かって、さみしー...と涙を流しながらいうゾロとAを除いたクルーたち。
Aはそんな皆の様子をみてケラケラと笑っている。
ゾロ「めそめそすんな！そんなに別れたくなきゃ力ずくで連れてこりゃ良かったんだ。」
ゾロの言葉に、Aまでも含めた他のクルー達が引いたような目を向ける。
チョ「うわぁ、野蛮人。」
ナミ「最低。」
「ただの誘拐じゃないすか。酷いですよ。」
サン「マリモ。」
ルフ「三刀流。」
ウソ「待てルフィ。三刀流は悪口じゃねェぞ。」
ルフ「...四刀流。」
ウソ「増えてどうすんだよ！あのなお前、納豆に腐ってるって言っても...」
そんなクルーたちに、好きなだけ言ってろ、と困りながら言うゾロ。
「ま、いいじゃないですか。世界一周したらもう一度会えるんです。そのときはルフィさん、海賊王ですね。」
Aがそう言うと、立ち上がったルフィ。
ルフ「うぉお！！そうだぞ！おれは海賊王になってビビに会いに行くんだ！！」
ナミ「そうよ！たくさん航海のお話聞かせてあげなきゃ！」
サン「そのときには今よりももっと美味いメシをビビちゃんに...！」
Aの言葉に士気を高めたルフィ達。
そんなとき、1人の女の声が聞こえた。
ロビ「やっと島を出たみたいね...ご苦労さま。」
ゾロ「あぁ...！？」
突然現れたその女に、武器を向ける一味。
しかし悪魔の実の能力で武器を捨てられる。
みんながそれぞれ行動をする中、動かない者が1人。
ロビ「あなたは...警戒しないの？」
「別に。敵意がないと判断しましたので。攻撃されたときにはすぐに燃えカスにしますけど。」
ロビ「あら...怖いわね。」
そう言ってクスクスと笑ったロビンに、Aはヘラヘラとした笑みを向けた。
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作者名：COCOA
| 作成日時：2021年10月14日 20時
