個性：剛翼の彼女は海賊になる (ページ39)

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そんな楽しい楽しい宴会も終わり、今はお風呂の時間。

ものすごい大浴場を3人で使っている。

3人で背中の流し合いだ。

ビビ「良かった、Aさん...背中に火傷のあと、残らなかったのね...！」

ナミ「ほんと！？良かったぁ！女の子だからさ、私達もちょっと気がかりだったのよ！」

「えぇ、そんなの気にしなくて大丈夫すよ。」

ナミ「Aに傷つけて返しちゃったら、そのAを待たせてる男に怒られちゃうじゃない！」

「怒りませんよそんな事で...多分。」

ナミ「多分なの！？」

「えへへ。過保護でしたから。」

ナミ「ますます会ってみたいわね、その男に...」

「イケメンですよ。多分。途中で何か起こっていなければ。あの子イケメンに育つ顔してましたもん。」

ナミ「きゃあ！それは楽しみね！！」

ビビ「私、この前の夜その人の名前聞いたの！」

少し自慢げにそう話すビビさん。

あ、すっごい可愛い。

ナミ「え！ちょっと！もっと早く言ってよ〜！A！私にも教えなさいよ！」

「別に隠してるわけじゃないけどありませんけど...。トラファルガー・ローですよ。」

ナミ「トラファルガー・ローね...覚えておくわ！」

「忘れてもらって大丈夫ですよ...」

ビビ「そういえばちゃんと聞いた事なかったけど、Aさんの好きな人はその人なのよね？？」

ナミ「...確かに。待ってるってだけで好きだとは聞いてないわ！！」

「あはは、ちゃんと好きですよ。12年前から、ずーっと。」

私がそう言うと、静かになるお風呂場。

「え、なんです...？」

ナミ「一途！Aすっごく一途じゃない！」

ビビ「Aさん！私絶対応援するわ！いえ、前から決めていたけど、絶対応援するわ！！」

「な、なんで2回言ったんです...？」

ビビ「大切だからよ！」

ナミ「アンタがそのトラファルガー・ローとかに会ったら全力でくっつけてやるわ！！」

なぜか、おー！と一緒に意気込んでいるナミさんとビビさん。

よく分からないけど、楽しそうだからよしとしよう。