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ビビさんの方を向くと、ビビさんは涙を堪えていた。
「ビビさん...」
ビビ「大丈夫！船でちゃんと学んだのよ！！諦めの悪さなら！！」
ビビさんは、とっても強い女の子だ。
すると、そこにウソップさんが現れる。
こっちに乗れ！と言うウソップさん。
ウソ「そのトリはもうダメだっ！急がねぇと反乱は酷くなる一方だぞ。」
馬に乗っているウソップさんはそう言う。
そんなウソップさんに、何か違和感を感じたのか、証明して...！というビビさん。
カルーさんは、行ってくれ、と手で私に合図してくる。
ウソップさんは包帯を外さなかった。
偽物だ。
カルーさんは、クエーッ！！と私の方を向いて叫ぶ。
カルーさんがこんなになってまでビビさんを守ったんだ。
そもそも私は、ビビさんを守るためにこっちに来たのに、何してんだよ。
「ビビさん、ちょっと失礼っ！」
そう言ってビビさんを抱きかかえ、空を飛ぶ。
ウソップさんは大オカマに変わり、私とビビさんを追ってくる。
空を飛んで崖を登り、オカマから逃げる。
ビビ「ここまで来たならMr.2も...！」
そうビビさんが安心するが、なんと崖を走って登ってくるMr.2。
「アイツ人間なんです...？？」
崖の上は戦場。
「ビビさん、どこに行きます？私はこの国の事はあまり分からない。教えてくれさえすればどこにだって行きますから！」
ビビ「...宮殿へ！！」
少し考えた後、そう叫んだビビさん。
「了解です！」
そう言って、戦場の中を走り出す。
空を飛ぶと目立つ。
他のバロックワークスのヤツらに絡まれるのは面倒だし、Mr.2にも見つかりやすいを
羽根をしまって人の間を走り抜ける。
後ろからオカマが全速力で追いかけてくる。
足速いなアイツ！！
流れ弾にビビさんもわたしも当たらないように気をつけながら、数枚羽根を飛ばして戦っている人たちを気絶させていく。
気絶している人をさらに傷つけようとするヤツはいないと信じる。
1人でも死者を減らすため。
多少の怪我は許して欲しい。
そう思いながら、走り続ける。
ビビ「Aさん...ありがとうっ...！」
私の羽根に気づいたのか、私にお姫さま抱っこされているビビさんがそう言う。
「死者なんていない方がいいに決まってる。怪我させちゃってるけど、それは許してください。」
ビビ「えぇ、ありがとうっ！」
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作者名：COCOA
| 作成日時：2021年10月14日 20時
