個性：剛翼の彼女は海賊になる (ページ18)

今日:16 hit、昨日:40 hit、合計:222,562 hit

・ページ18

カルガモさんの背中に乗せてもらい、みんなで突入する事となった。

しかし、ビビさんだけは反乱軍を止めるために動く、という。

「...なら私はビビさんの護衛に回ります。」

ビビ「え！？ダメよ！私の為に人員を割くわけには...」

「この戦いの目的はバロックワークスを倒すことと戦争を止めることでしょう？バロックワークスのその強い人達の人数と合わせるとこっちの方が数は優位。それにみんな強いみたいだし大丈夫だと思います。」

ビビ「でも...」

「ビビさんの存在がこの戦争を止める大きなモノなら、ビビさんを死なせるわけにはいきません。彼らがバロックワークスを倒しても、戦争が止まらなきゃ意味ないんですから。そうでしょう？」

それでも、自分の為に人に動いてもらうのに躊躇しているビビさん。

ナミ「Aの言う通りよ！私たちなら大丈夫！！」

そうナミさんに言われ、少し考えた後に、

ビビ「Aさん、お願いします！」

と言うビビさん。

「お任せあれ。」

そうして皆とは一旦わかれる。

ビビさんはカルーさんというカルガモさんに乗り、私の方を向く。

ビビ「反乱軍はおそらく、南門から来るはずだわ。そこに先回りして反乱軍を止める！かならず止めてみせるわ！」

「当然です。ビビさんなら出来ますよ！」

そう言ってビビさんの方をみると、ビビさんは笑顔を向けてくれた。

それから南門へ向かうと、反乱軍とは違う人達がこちらに走ってきていた。

ビビ「あれは.....うそっ！バロックワークス！？」

「なんでここに...ビビさん。私、1度ここを離れます。アイツら倒してくるんで。ビビさんは反乱軍を止めることだけに集中してて下さい。私なら大丈夫なんで！」

ビビ「Aさん...分かったわ！」

そうしてビビさんの元から飛んで離れ、バロックワークスの方に向かう。

反乱軍の方がビビさんに注目してくれるように、私はあまり派手なことをやるべきじゃないかなぁ...

そう思い、剛翼を銃弾のように飛ばして敵を倒す。

雑魚ばっかりだったけどそこそこ数が多くて、少し苦戦した。

ようやく倒し終えてビビさんの方にすぐに行くと、そこにはカルーさんがボロボロになって倒れていた。

反乱軍は止められなかったみたいだ。

反乱軍に踏みつけにされないように、カルーさんはビビさんを守ったのだろう。

カルーさん、とってもかっこいいじゃないか。