個性：剛翼の彼女は海賊になる (ページ11)

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ゾロの後ろに隠れると、後ろに座っていたスモーカーさんと目が合った。

スモ「お前は...！！」

「あ、言わないでください。私家出してきたんです。」

スモ「家出？」

「私自分の父嫌いなんです。ほら、酷い人だから。だから私があいつをいつか捕まえてやるつもりです。」

スモ「なら海軍に入ればいいじゃないか。」

「相手は七武海ですよ？海軍に入ればアイツを倒すことは出来ません。」

スモ「それもそうか...」

そんなとき、ルフィさんが檻に触れて力が抜ける〜と言い出す。

やっぱりこの檻も海楼石なんだ、と思っていると、スモーカーさんがルフィさんに攻撃を仕掛ける。

そしてそのまま海楼石の説明をしてくれるスモーカーさん。

ついでに、この檻が海楼石じゃなきゃおれはとっくにここから出ていた、とも言う。

もちろん、この中にいる全員を二度と海に出れないようにしてから。

そんな言葉に刀を抜こうとするゾロさん。

「待ってくださいよ。今ここで私たちが檻の仲で争うメリットありませんよね？無駄な労力使うだけです。それならここ出る方法考えたほうが得策じゃありません？」

ウソ「そ、そうだ！！Aの言う通りだァ！！」

「あ、ちょっと、。」

クロコダイルのいる前で名前呼ばないで下さいよ、という意を込めてウソップさんを睨むと、ウソップさんは震え上がった。

ウソ「あ、あぁあ！！そうだった！！悪ィA！！」

ナミ「もう！アンタホント学ばないわね！！」

また名前を呼んだウソップさんの頭にゲンコツを落とすナミさん。

すると、椅子に座っていたクロコダイルがゆっくりとこちらを向く。

クロ「ほぉ。Aがそこにいるとはな。あの鳥野郎から逃げ出してきたか？」

「私をあそこから連れ出してくれるって言った男が11年も待たせるからね。いつまでも待ってられないから自分から来てやったの。」

クロ「クハハハ...自ら城を飛び出してくるとは。とんだじゃじゃ馬姫がいたもんだ。」

「誰が姫だ。バカにしてんだろ。」

クロ「まァいい...鳥野郎に伝えてやろうかとも思ったがそれはこの国を乗っ取ってからでも遅くねェだろう。死体になったお前がここにいるとな。」

「へぇ。それなら安心だね。アンタがこの国を乗っ取る前にルフィさん達があなたを倒してくれるだろうから。そうでしょう？ルフィさん。」

ルフ「あったりまえだ！！」