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そして朝の5時半頃。
あまりにもヒロが起きなさすぎて心配してるけど、覇気で気絶したのと単に疲れていて眠っているのだろうと考えた。
鼻ちょうちんがぱち、と割れて、んぁ！？なんて言っているから安心だ。
体目当てだったけど、普通にいい人だったからいつもならお金も盗んでいるけど、盗まずに船まで帰った。
途中で道に迷い、船に着いたのは6時半頃。
甲板にローの姿があった。
「昨日といい今日といい、甲板にくるの珍しいね。最近のブームなの？」
飛び上がって船に乗りながらそう言うと、ローはこちらを向いた。
ロー「言っただろ、ただの気分だ。それにしても、、朝帰りか。」
ローは突然現れた私に少し驚いたけれど、すぐにいつものクールさを取り戻してそう言った。
私の首元をじーっと見つめて。
ロー「そんなモン見えやすいところにつけとくたァ、、めんどくせぇ男にでも引っかかったか？」
「ん？いーや、優しい人だったよ。」
私がそう言うと、機嫌が悪そうに、そーかよ、と言った。
自分から聞いといてなんだその反応は。
ローの隣に座り、買ってもらったものを広げ、整理する。
え、あの人いつの間に宝石なんて買ってくれたんだろ。
やっぱ金持ちだったか。ならもう少し買ってもらえばよかった。
「そうだ。ねぇ、ロー。魚人島への行き方、教えてもらったよ。」
ロー「ほォ。どう行くって？」
ローは新しく買ったであろう医学書に目を通しながらそう言った。
「シャボンディ諸島で船をコーティングしてもらうんだってさ。コーティングが何かはよくわかんなかったけど。」
ロー「コーティングか。まぁ、そこまで分かれば十分だ。」
「ん。あとね、ヒューマンショップでオークションが行われてるって噂もあるんだってさ。だから人攫いに気をつけた方が良いって言ってた。」
ロー「ヒューマンショップ、、悪趣味だな。」
「うん。なんかね、ドンキホーテ・ドフラミンゴのお店もあるとかないとか。」
私がそう言うと、ローはわかりやすく反応した。
「ん？ドフラミンゴとなんか関わりあんの？」
ロー「...いや、王下七武海ともなれば多少は反応するだろ。」
「まぁそっか。そういや美味しいお酒貰ってきた。」
ロー「盗んできたの間違いだろ。」
「そんなこといわなーーい。」
そう言ってローにお酒を渡すと、確かに美味そうな酒だ。と口角を上げた。
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作者名：COCOA
| 作成日時：2021年8月31日 16時
