無個性暗殺者はヒーローを目指す。2

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それから殺せんせーは先生はこの私有地から1歩も出ませんよ！と言ってマッハで去っていった。

いや、そもそもマッハで逃げられたら永遠に見つけられない。

するとマンダレイのテレパスで場所は勝己や轟くん達が個性強化訓練を行っている場所だけだと伝えられる。

それから私はその場所へと向かい、本気で殺せんせーを殺しにいく。

勝己が死ねぇ！くそがァ！ボケェ！と叫びながら何度も手を熱湯に突っ込んで爆破を起こしたり、轟くんがドラム缶風呂に入って熱や氷を出したり、出久がなんかダンスみたいなの踊ってる隣で私は全速力で駆け抜けながら殺せんせーを撃ったり刀で斬りかかったりするがやっぱりなかなか攻撃が当たらない。

『殺せんせェェエエ工！！死んでェェエエ工！！！？！』

私はそう叫びながら殺せんせーを追いかける。

殺せんせー「ヌルフフフ、先生をそう簡単には殺せませんよ！」

それからその日は一日中走り回り、結局1度も攻撃は当てられないまま訓練は終わった。

『あぁあぁぁあぁぁぁあ…死ぬ。』

私はそう言って地面しゃがみこむ。

殺せんせー「今日は一日中走り回りましたね！しかしまだまだですねぇ、1度も攻撃を当てられないとは！しかし何度か惜しいところはありましたね！やはり中学時代より成長してますねぇ！」

『そりゃあ頑張ってんだからちょっとくらいは成長しときたいよ…ところで殺せんせー。明日は何するの？』

殺せんせー「それは明日のお楽しみです！ではAさん。クラスの皆さんのところに行ってはどうですか？」

殺せんせーのその言葉で私はハッとする。

『うわ！皆においてかれてる！』

それから私は殺せんせーにお礼を言ってみんなの元へと向かった。

どうやら夜ご飯のカレーを作るのだとか。

皆で疲れながらもカレーを作り、美味しくいただいた。

そしてお風呂も入り終え、共同スペースのソファに私は座る。

しばらく経つと勝己がドライヤー片手にやってくる。

ほら、やっぱり来てくれた。

『ちゃんと来てくれるあたり勝己優しいと思うよ。』

勝己「うっせぇ！！」

そう言いながらもちゃんと乾かしてくれる勝己。

『いやぁ〜、勝己もお疲れなのにごめんねぇ〜。』

勝己「そう思ってんなら自分で乾かせや！」

『それはやだ。』

勝己「ざけんなテメェ！！」

それから髪も乾かし終わり、女子部屋でゴロゴロとする。

しかししばらくすると私は飲み物を買いに共同スペースへと向かった。

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