・ ページ11
・
次の日。
目を覚ますと目の前にルッチさんの顔があって思考が完全停止した。
「え？」
私がそう呟けば、目を開けるルッチさん。
「...どーも。」
ルッチさんは私を見て2回ほど瞬きした後、ゆっくりと起き上がって布団から出た。
「なんでアンタ半裸なんですか。」
ルッ「お前が居て暑かったからだ。いいか？今日の夕刻、また戻ってくる。お前はそれまで大人しくしておけ。この家から出るな。わかったか？」
「りょーかいでーす。」
それからルッチさんは私の手首に錠をつけ、そこら辺の家具と繋ぐ。
「あ、一応手錠はつけるんですね。」
ルッ「逃げないだろうとは思っているが念の為だ。」
それからルッチさんは家を出ていき、私は暇な時間を過ごす。
そうして何時間か過ごした時。
ゾロ「チッ、クソっ...！」
パリーン！とガラスが割れる音と同時に、そう呟きながらゾロさんが家に入ってきた。
「...え？」
ゾロ「あ？...って、A！？お前何してる！！！」
ゾロさんは大慌てで私の方に駆け寄ってくる。
「いや、、ゾロさんこそなんで、。」
ゾロ「市長暗殺だかなんだか訳わかんねぇ事件の犯人にされて追われてんだよ。とりあえず隠れる為にこの家に入ろうと思って突っ込んだらテメェがいた。」
「うわぁ、不法侵入ですよ。何してんすか。」
ゾロ「海賊に法なんざ関係ねェよ。で？お前は何してる？」
「見ての通り。」
鎖のつけられている右手を上にあげ、捕まってますよアピールをする。
ゾロ「何があった？」
「色々あったんですけど、とりあえず私は無事です。これから先も死ぬ確率はとてつもなく低いんで安心してください。ドフラミンゴが政府を使って私を取り返そうとしてるみたいなんです。」
ゾロ「政府？」
「はい。後々色々分かってくると思います。とりあえず私は今ここから逃げるわけにはいきません。ゾロさんがここに来た痕跡だけ消して見つからないうちに逃げてください。」
ゾロ「...分かった。」
何かを察してくれたのだろう。
ゾロさんは割れたガラスを片付けた後、入ってきた窓から外に出ていった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 254人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
歌の柚(プロフ) - 面白くて半日かけて一気読みしました！すごい面白かったです！作者さんのペースで大丈夫ですので、更新楽しみにまってます！ (2022年8月11日 19時) (
レス) id: 6a0eef665c (このIDを非表示/違反報告)
名無し - すっごく面白かったです！更新、楽しみにしてます!! (2022年8月10日 20時) (レス) @page37 id: d15eb96a1c (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - とても面白くて続きが待ち遠しいです。更新よろしくお願いします。 (2022年4月18日 0時) (レス) id: 997918c855 (このIDを非表示/違反報告)
夜 - とても面白くていつも続きを楽しみにしてます。まだ続きは書かれる予定なのですか？書いてくださるならいくらでも待つので更新頑張ってください！ (2022年2月28日 20時) (レス) id: c9a43346ff (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：COCOA
| 作成日時：2022年2月14日 8時
