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トガ「あ、荼毘くんです！」
死柄「は？アイツ逃げたりしないだろうな？」
荼毘「気失ってるから逃げねぇよ。」
バーに下りて、死柄木とそう話しながら黒霧の元に向かう。
荼毘「温かいタオルと冷たいタオルあるか？」
そう聞けば少し待つように言われて、タオルを準備する黒霧。
あぁ、そういやメイクを落とさねぇと肌が荒れるとかなんとか聞いたことがあるな、と思ってトガにも声をかけて。
荼毘「オイ、イカレ女。あれ持ってねぇのか、」
トガ「どれですか？」
クソ、名前なんて言うんだっけか。
荼毘「メイク落とすヤツ。」
トガ「クレンジングオイルですか？持ってますよ！」
そうだ、クレンジングオイルだ。
そうしてトガと黒霧からそれぞれタオルとクレンジングオイルを受け取って再びAのいる部屋に戻る。
目が腫れたら嫌だろ、と思ってタオルを交互に当てて、メイクも落として。
すっぴん見せるのも嫌か？と思ったけど整った顔してるんだから荒れるよりかは良いだろ、多分。
そうしてメイクを落とせば眠ってても分かるほど幼い顔立ちをしていて。
そんな顔を見て昔のことを思い出す。
あの家にいたときは強いヒーローになることしか考えてなかった。
そんなとき、突如やってきたやつがAだった。
Aは俺が見てほしかったとき、いっつも俺のことを見てくれてた。
だからそんなAが俺はお気に入りだったし好きだった。
その好きの種類はAからのものとは違ってはいたが。
俺が幸せにしてやりたいわけじゃなくて、どっかで良い奴と出会って幸せに生きていて欲しかった。
これから先、Aの幸せを奪うようなことをするし、現に今Aを誘拐してる俺が言えたもんじゃねぇが。
それでも、少しでもコイツが幸せに近づけるように。
Aのことだ。
明日の朝起きて目が腫れてたらアイツに会いたくないとか言い出すんだろ。
好きな人には可愛いとこしか見せたくないの！と焦凍に言っていた小さいAとそういうとこは変わってないはずだ。
そう思いながら目の腫れがおさまるようにタオルを当ててやって。
これから先、俺はヒーロー社会を壊すようなことをするけれど。
その先でどうか、コイツだけは幸せに生きて欲しい。
目の前で眠るAの頬を撫でながらそう願った。
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もちうさぎ(プロフ) - なんか可愛くてごめんって曲に似てる？ (2023年1月23日 18時) (
レス) id: c2ca67a91e (このIDを非表示/違反報告)
影山KEI - はーちゃんあざとい。。 (2023年1月19日 18時) (レス) @page8 id: d82d2213ef (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - 夢主ちゃんあざとかわいーです、、展開的に次の話くらいがめちゃ楽しみです！ (2022年12月12日 13時) (レス) @page22 id: 44246302dc (このIDを非表示/違反報告)
あぽろ(プロフ) - はーちゃんあざとい…すき…ばくごーくんも満更じゃない感じでまた最高によいです… (2022年11月22日 23時) (レス) @page18 id: ebcad6c5f5 (このIDを非表示/違反報告)
あわわ - 読んでてきゅんきゅんしました…かわいい… (2022年11月21日 23時) (レス) @page16 id: e4175cbe21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：COCOA
| 作成日時：2022年11月11日 20時
