HNY ページ1
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“ Hapy nwe yea！今から帰るから待っててね！”
・・・うん。ツッコミどころが色々とあり過ぎる。
まずHappyのpが一つ足りないし、nweじゃなくてnewだし、yearのrがないし・・・。
新年早々やらかしてくれたね、紫耀くん(笑)
なんて思いながら
“ Happy new year！お疲れ様。待ってるね ”
カウコン終わりの紫耀から届いた間違いだらけのメッセージに、敢えて何も触れずに返信をした。
紫「花音ー！ただいまー！！！」
しばらくするとハイテンションな紫耀の声が部屋中に響き渡る。
「おかえり。ずいぶんテンション高いね(笑)」
紫「ん〜？そう？やっと花音に会えたからかな〜？」
「ふふ、それはどうも(笑)」
紫「そんなことより！ほら！早く座って！！！」
「・・・え？あ、うん」
いきなりカーペットの上に正座してそんなことを言う紫耀につられて私も目の前に正座した。
・・・あ、わかったぞ、これから紫耀がしようとしてること。
紫「はい、じゃあいくよ？せーの！」
「「あけましておめでとうございます」」
紫「完璧！これで完全に年明けた！」
「もうとっくに明けてるから(笑)」
紫「よし！そのまま俺の胸に飛び込んでこい！」
「なにそれ〜(笑)」
紫「はーやーくー！！！」
座ったまま腕を広げる紫耀に飛びつけば
蹌踉めくこともなくしっかりと受け止めてくれる。
「ぎゅーーー！」
紫「ふはっ、ぎゅーーー！」
「お疲れ様、紫耀」
紫「ん、ありがとう」
「会いたかったよ〜」
紫「俺も〜。一緒に年越しできなくてごめんね」
「ううん。仕事だからしょうがないよ」
紫「実家帰らないで俺のこと待っててくれてありがとう」
「だって帰ったらしばらく会えなくなっちゃうでしょ？」
紫「・・・あ〜、なんかもう俺すごい幸せ」
嬉しそうな紫耀に、私も幸せだよ。って意味を込めて軽く唇を重ねれば、お返しに降ってくるキスの嵐。
「・・・っんんん・・・っ・・・んっ！ちょ、もういいでしょ！」
紫「え〜、もういいの？今年初ちゅーなのに？普通に誘われたと思ったんだけど？」
「違うから！バカ変態！」
紫「冗談やって(笑)
・・・去年一年間、この家でずっと俺のそばにいてくれてありがとう。今年もよろしくね」
「こちらこそありがとう。よろしくね」
今年も2人でいっぱい笑い合えますように・・・。
END
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作者名：心音
| 作成日時：2019年1月4日 6時
