ごめんね ページ10
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廉「・・・」
「・・・」
昨日の夜、些細なことで喧嘩をした。
そして結局どちらも謝ることのないまま迎えてしまった次の日の朝。
まだ仲直りは出来てないけど、なんだかんだ同じベッドで寝ていて、いつもより少しだけ離れた場所から伝わる廉の体温に寂しくなる。
お互い背を向けてるから、廉がもう起きてるのかまだ寝てるのかもわからなくて。
・・・こんなことなら昨日のうちにちゃんと仲直りしておけばよかった。
変に引きずってしまったから今更素直にもなれなくて、廉の方に寝返りを打つことさえ出来ない。
仕方ないからこのまま起きて朝ご飯でも作ろう。
そう思ってベッドから抜け出そうとしたら
_____ｷﾞｭ
それを阻止するように廉の腕がお腹に回ってきた。
「・・・っ」
廉「・・・どこ行くん」
「・・・朝、ごはん、作ろうと思って」
廉「まだこんな時間やん」
「そう、なんだけど、なんか目覚めちゃったから・・・」
廉「・・・ごめん」
「・・・」
廉「昨日はごめん。花音はなんも悪ないんに当たるようなことしてもうて、ほんまにごめん」
ぎゅうっと腕の力を強めた廉の声が耳元で聞こえて
私も早く謝らないと。って思った。
「・・・私も、ごめんね。廉が疲れてるってわかってたのに、真に受けて怒ったりしてごめん」
廉「花音は悪ないよ。いくら疲れてる言うても彼女に当たるなんて絶対したあかんことやし」
「でも私がもっと大人なら、受け流すことができてたら、喧嘩にはなってなかったと思う。年上なのに子供みたいで本当ごめん」
廉「そうやってすーぐ自分のこと責めるん、花音の悪い癖やで」
「・・・ん」
廉「なぁ、そろそろこっちむいてや。いい加減顔見たいねんけど」
クルッと体を反転させて言われた通り廉の方を向けば、少し不安そうな廉の顔が見えた。
廉「・・・嫌いにならんといて」
「ん？」
廉「俺のこと、嫌いにならんといて」
「バカだなぁ。あんなことくらいで嫌いになるわけないでしょ」
廉「ほんまに？まだちゃんと好き？これからも俺の彼女でおってくれる？」
「うん、私はこれからもずっと廉の彼女だよ」
廉「じゃあ・・・ん！」
「ん？」
廉「仲直りのちゅー。ほんまに許してくれてんなら、今日は花音からして」
「もう、しょうがないなぁ(笑)」
ちゅ。って唇が重なれば
今日も幸せな1日の始まり。
END
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心音(プロフ) - きゃんでぃー♪さん» 初めまして！お返事遅くなってしまい申し訳ありません(;o;)そう言って頂けると本当に嬉しいです！これからも応援よろしくお願い致します！ (2018年12月26日 5時) (
レス) id: 36ab79deed (このIDを非表示/違反報告)
心音(プロフ) - みゆう♀さん» なかなか更新出来なくてごめんなさい(;_;)これからも応援よろしくお願いします。 (2018年12月26日 5時) (レス) id: 36ab79deed (このIDを非表示/違反報告)
きゃんでぃー♪ - 初めまして！廉君のお話も面白いですね！紫耀君の小説も読んでいます。だいぶ前から心音さんのファンです笑これからもファンでい続けます！頑張ってくださいね (2018年4月25日 18時) (レス) id: 0095237485 (このIDを非表示/違反報告)
みゆう♀ - 続き待ってますｯ！ (2018年4月2日 18時) (レス) id: 17bb6d6987 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：心音
| 作成日時：2018年2月12日 21時
