やきもち ページ3
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「ただいま〜」
廉「・・・おかえり。遅かったな」
「先輩がなかなか帰してくれなかったの。先に寝ててもよかったんだよ？」
廉「そんなん来た意味ないやん」
「そうだね(笑)」
会社の飲み会から帰って来ると廉が玄関でお出迎えしてくれた。
いつもは逆だから、たまには “おかえり” って言われるのもいいな〜。
なんて思ってたら気分が良くなっちゃって
「んふふ、れーんっ」
ほろ酔い状態の私は廉に抱きついた。
廉「なんやねん、酔っ払い」
「そこまで酔ってないもん」
廉「今の花音に言われても信憑性ないねんけど」
「どうしたの？なんか機嫌悪くない？」
廉「・・・べつに。気のせいちゃうん」
廉の腕はしっかりと私を抱きしめ返してくれてる。
だけど返ってくる言葉はさっきからどこか素っ気ない。
理由がわからない私は無言で頭を働かせる。
「・・・」
廉「楽しかった？飲み会」
「え？」
廉「会社の先輩って男やろ？」
・・・もしかして、やきもち焼いてる？
廉「年上でしっかりした大人の男なんやろ？」
「・・・」
廉「花音と一緒にお酒も飲めるんやろ？俺なんかまだ未成年やからそれさえ出来ひんのに」
「もう少し我慢すれば一緒に飲めるようになるでしょ？一年なんてすぐだよ」
廉「その一年が俺にとっては長いねん」
「ねぇ、私はべつに一緒にお酒が飲めるからって好きになったりしないし、年上の人がみんなしっかりしてるとは限らないよ？」
廉が感じてる不安、なんとなくわかるから。
私だって全然気にしてないわけじゃない。
お互いもっと大人になれば、4歳くらいの年の差なんて気にならないんだと思うけど、まだ19の廉と23の私にとっては、4歳って結構大きく感じたりする。
「廉は確かに年下だけど、先輩なんかより全然しっかりしてると思う。年上でも中身が子供な人っていっぱいいるんだよ」
廉「それ、先輩のことディスってるやん」
「いいの。私が好きなのは廉だから。
年下だけど色んなことちゃんと考えてて、しっかりしてる廉だから好きになったんだよ」
廉「・・・ごめん。ちょっと妬いてもうた」
「だと思った(笑)」
廉「俺が20歳なったら、一緒にお酒飲もな」
「うん」
廉「それまで絶対待っとってな」
「当たり前でしょ」
来年の誕生日が楽しみだね。
END
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心音(プロフ) - きゃんでぃー♪さん» 初めまして！お返事遅くなってしまい申し訳ありません(;o;)そう言って頂けると本当に嬉しいです！これからも応援よろしくお願い致します！ (2018年12月26日 5時) (
レス) id: 36ab79deed (このIDを非表示/違反報告)
心音(プロフ) - みゆう♀さん» なかなか更新出来なくてごめんなさい(;_;)これからも応援よろしくお願いします。 (2018年12月26日 5時) (レス) id: 36ab79deed (このIDを非表示/違反報告)
きゃんでぃー♪ - 初めまして！廉君のお話も面白いですね！紫耀君の小説も読んでいます。だいぶ前から心音さんのファンです笑これからもファンでい続けます！頑張ってくださいね (2018年4月25日 18時) (レス) id: 0095237485 (このIDを非表示/違反報告)
みゆう♀ - 続き待ってますｯ！ (2018年4月2日 18時) (レス) id: 17bb6d6987 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：心音
| 作成日時：2018年2月12日 21時
