3時 ページ32
〜智side〜
太陽に揺らめく海の様なコバルトブルーを
基調とした、クリスタルが煌びやかに輝く
静かな午後
絢爛豪華な調度品に囲まれ
今日も王宮で優雅に寛ぐ
ここは、国の頂点の象徴である俺の城。
皆が皆、揃って頭を下げて敬う姿が
毎日、愉快極まりない
「大臣を呼べ」
「ハッ！」
毎日、アリの様に地面を這いながら
仕事をする家臣共は、俺にとって
どれも都合のいいオモチャ。
…あいつ、以外は。
「お呼びでしょうか、王子」
「これより隣国へ赴く。直ちにボルサリーノの
綱の準備と "あいつ" を呼び付けろ」
「承知致しました。今すぐ」
長年、この城に仕える優秀な大臣は
かなりの歳を召しているが この城の中では
貴重な、数少ない俺のお気に入りの1人。
「直ちに執務室に連絡をっ！！」
名を明かさずとも、理解が早い彼は
恭しく頭を下げて、扉の前に一ミリのズレもなく
陳列している家来達に素早く指示を飛ばす。
そして数分後
王室の扉が後光を輝かせながら開け放たれた
そこから、現れたのは
艶々の毛並みを輝かせながら
カッカッと一定のリズムで優雅に歩く
愛馬・ボルサリーノ
そして、その手綱を握った、目当ての男は
器用に王座の前へとボルサリーノを誘導し
騎士の如く跪き、真摯に頭を下げた
「お呼びでしょうか、王子」
頭を下げながらも、遠目からでもわかる
彼を纏う溢れ出す気品は、もはや他の
使用人達とは比べ物にならない
その気になれば、俺はこの男以外の家臣は
全て首を切り落としても日常には
何の支障もきたさない程
「これから、黄の国に行く。
お前も同行しろ、翔」
「仰せのままに」
男は、静かに顔を上げて
汚れを知らない花の様な表情でふわりと綻んだ。
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daygiow - すみません、前にリクエストした悪ノ娘は王女が翔さん、召し使いが智さんでお願いしますm(__)m (2018年5月13日 14時) (
レス) id: 132e498f86 (このIDを非表示/違反報告)
daygiow - 星羅*さん» 了解です！楽しみです(^q^) (2018年5月13日 14時) (レス) id: 132e498f86 (このIDを非表示/違反報告)
星羅*(プロフ) - daygiowさん» daygiowさん、お久しぶりです♪今回は初の試みでした！お気に召して頂けて嬉しいです！了解です！次回のお話が終われば以前頂いたリクエスト、悪ノ娘パロディを書かせて頂きますね！いつも有難う御座います( ；∀；) (2018年5月13日 14時) (レス) id: 5f21451705 (このIDを非表示/違反報告)
daygiow - すみません、翔ちゃんが嵐さんになついてです。すみませんm(__)m (2018年5月13日 13時) (レス) id: 132e498f86 (このIDを非表示/違反報告)
daygiow - こんにちは！かわいい舞賀家をありがとうございます(^q^) 私も翔さん受けが大好物で・・・・・！リクエスト失礼します！ 嵐さんのコンサートへ行って嵐さんになついて智にいがショック受ける話お願いしますm(__)m (2018年5月13日 13時) (レス) id: 132e498f86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星羅
| 作成日時：2018年4月4日 15時
