2* ページ18
〜智side〜
そして、1時間が経過した頃
ふっ…と。集中治療室のライトが消えた。
一斉に顔を上げて4人の視線が
扉に集まった瞬間に
ガチャっ______
雅 『っ、翔ちゃんっ！！』
扉が開け放たれ酸素マスクをつけた翔くんの
ストレッチャーが再び姿を現した。
少し微睡んでいた眠気も一気に吹っ飛び、
4人纏めて弾かれたように先生の元へ走る。
智『っ、先生っ！！翔くんは…っ
櫻井は無事なんですか…っ！？』
薄緑の着衣を身につけた先生の肩を掴んで
俺は畳み掛ける。
すると先生はマスクと帽子を静かに取って
俺の目を見てはっきりと、言った。
『大分危険な状態でしたが…大丈夫です。
命に別状はありませんよ。』
その言葉と笑顔を見た瞬間。
張り詰めていたものが一気に緩んで
その場に崩れ落ちそうになる。
よ……かっ、た…ほんとに良かった…っ…
3人も、皆泣きそうな顔で口々に肩の荷を下ろす。
…が。
『ただ…』
先生の表情が一気に固くなって…
俺らは思わず再び口を噤む。
『失礼な事をお聞きしますが…
櫻井さんは以前、過労で体調を
崩される事はありませんでしたか？』
智『あり…ました…。本人は至って
いつも通りにしてたんですけど…』
先生の突然の質問に、俺の中での心当たりが
何個もヒットして。
それもついこの前、撮影が終わった直後で
翔くんがぶっ倒れた時の光景を思い出して
胸がぎゅっと苦しくなる。
昨日も俺が寝てる間もずっと原稿作ってたし…
バスでの、会話を思い出し、苦い想いで
目を閉じている翔くんの顔を見やったその時。
和『先生…何が言いたいんすか。』
曖昧な言い回しでそう尋ねてくる先生に、
ニノが痺れを切らしたようにそう問いかけた。
ニノの強い口調に先生は意を決した様に
眼鏡の奥の瞳の色を厳しい医師のそれに変え…
『…最善は尽くしましたが…
櫻井さんの、免疫…即ち抵抗力が
かなり低下しているんです。』
そう、呟いた。
その言葉の意味が…
未だに俺はピンとこなくて。
こんな時でさえ上手く回らない自分の頭を恨み
先生の次の言葉を待つ。すると…
耳を疑う台詞が
俺の鼓膜に届いて
俺ら4人を一瞬で暗闇に突き落とした。
『暫くは…昏睡状態が続くことを
覚悟しておいて下さい。
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daygiow - すみません、前にリクエストした悪ノ娘は王女が翔さん、召し使いが智さんでお願いしますm(__)m (2018年5月13日 14時) (
レス) id: 132e498f86 (このIDを非表示/違反報告)
daygiow - 星羅*さん» 了解です！楽しみです(^q^) (2018年5月13日 14時) (レス) id: 132e498f86 (このIDを非表示/違反報告)
星羅*(プロフ) - daygiowさん» daygiowさん、お久しぶりです♪今回は初の試みでした！お気に召して頂けて嬉しいです！了解です！次回のお話が終われば以前頂いたリクエスト、悪ノ娘パロディを書かせて頂きますね！いつも有難う御座います( ；∀；) (2018年5月13日 14時) (レス) id: 5f21451705 (このIDを非表示/違反報告)
daygiow - すみません、翔ちゃんが嵐さんになついてです。すみませんm(__)m (2018年5月13日 13時) (レス) id: 132e498f86 (このIDを非表示/違反報告)
daygiow - こんにちは！かわいい舞賀家をありがとうございます(^q^) 私も翔さん受けが大好物で・・・・・！リクエスト失礼します！ 嵐さんのコンサートへ行って嵐さんになついて智にいがショック受ける話お願いしますm(__)m (2018年5月13日 13時) (レス) id: 132e498f86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星羅
| 作成日時：2018年4月4日 15時
