いい加減にしろ！！２

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如月｢え？｣












福山｢え？｣



……………………

…………

……





福山｢椎名、お前まさか｣

『ちょっと福山先輩こっちきて』



福山先輩の腕を掴んでぐんぐんと引っ張る。
















『何言ってくれちゃってるんですか！？』

福山｢言ってなかったのかよ！｣

『言うわけないでしょ！？』

福山｢普通言うだろ！｣

『普通ってなんですか、普通って！』

福山｢つか、初恋くらい話したっていいだろ！｣

『だめですよ！この乙女の心の内に秘めておこうと決めてたんですから！』

福山｢乙女ってどこだ？｣

『ここです』

福山｢まあ、後悔先に立たずと言うじゃないか｣

『悪気が感じられないんですが』

福山｢悪い悪い｣


『………もうどうしようも無いのでいいですが、金輪際余計なこと言わないでくださいね』


福山｢はーい｣

『(絶対分かってない)』



















『如月先輩、ちょっと屈んでください』

如月｢は？｣

『いいから』



先輩が私と同じ目線になるように屈ませるとぐっと自分の頭をひき勢いをつけて。



如月｢………っ！！痛ってえ！！！！！
っ何すんだてめえ！！｣




頭突きをしてやった。





『先輩の記憶を消しました』

如月｢あ？｣

『さっき福山先輩が発した言葉は何一つあなたは覚えていません。そうですね？』

如月｢初恋ってやつか？｣

『もう1発いきますか』




拳を見せると、先輩は焦ってすぐに、




如月｢はて、なんのことやら｣

『よし』






福山｢原始的すぎるだろ｣

『元凶は黙らっしゃい』

福山｢はい｣

『先輩たち、余計なこと言おうとしたら次は社会的に記憶消しますよ』

如月｢何そのセリフ、怖すぎんだろ｣

福山｢職権乱用では｣

『元凶は黙らっしゃい』

福山｢はい｣









『よし、午後も元気に頑張りましょうね』

如月｢…………｣

福山｢…………｣



















神谷｢ん？あれ椎名の先輩だよね？なんでおでこに湿布？？｣

櫻井｢ドジっ子なの？｣

『あぁ、ドジっ子なんでしょうね』

神谷｢(なんでしょうね……？)｣



入野｢てか、福山さん静かだね｣

中村｢なんかあったの？｣

『なんかあったんでしょうね』

中村｢(あったんでしょうね……？)｣

『まあ色々あるんでしょうよ』


神谷｢お前なんか知ってる？｣

『いえ？何も？』

神谷｢あぁ、そう｣



5人｢(絶対なんかあっただろ)｣



















如月｢(俺が1番の被害者なのでは…………？)｣

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