６話 ページ7
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目の前のネズミはまるでこうなる事が分かっていたかのように話を淡々と進めてきた。先読みの個性とか？残念ながら校長の個性までは把握していない私はそればかりに気が取られる。
相澤｢＿＿＿てことで、お前の担任は俺だ｣
『ごめん、何も聞いてなかった』
相澤｢お前捻り潰すぞ｣
『ハッ、その怪我で一体何ができるってんだか』
相澤｢覚えてろ｣
こんなにガラが悪いのが担任か、……担任？ん？
『待ってください、担任って何？』
相澤｢お前には転校生として１年Ａ組で生活してもらう｣
『は？わざわざ生徒になる必要は無いでしょ』
相澤｢それについては俺もごめんだ。だが｣
校長｢君を頼まれた人からの要望でね、これも決まったことなのさ！｣
おい誰だよ勝手にごちゃごちゃ決めやがった奴。そもそも私のことを託した人とは誰なんだろうか。親、いや違う。あの人たちがこの校長と関わりがあるとは思えない。
今は考えるのをやめよう、頭が痛くなるだけだ。
『私は公安の人間です、こちらにもこちらの事情がある。ほとんど学校には来れないと思ってください』
校長｢そこらへんは仕方の無いことさ！目を瞑るよ！｣
『生徒として私を導入するということは、生徒には内通者の件は話してないんですね』
相澤｢変なところで勘が良いんだな｣
『変なところでって余計です』
校長｢そうなのさ！だから君には表はただの転校生として過ごし、裏から護衛という形で生活してほしい｣
久しぶりの潜入任務ということか。腕が訛っていないことを願うばかりだ。まあ、相手はヒーローの卵といえど所詮は高校生。勘が鋭いやつが居なければ簡単だろう。だが、
『急に転校生が来たら不審に思うでしょ。そこらへんは大丈夫なんですか？』
相澤｢怪我して入院してたとかでいいだろ｣
『初っ端からヘタレアピールしないといけないんですか？嫌なんですけどそれ』
相澤｢我儘言うなガキ｣
『あのねえ、さっきからガキガキって！！』
このミイラ男、なんで私にここまで突っかかってくるかなッ！！こちとら何年公安にいると思ってんだッ！！
校長｢ハハハッ！！｣
｢『 え っ 』｣
校長｢君たちは良いペアになりそうだね｣
相澤｢ペアって、担任と生徒でしょう｣
『…まあ、任務をしていく上では連携を取らなければいけない１番の相手ですね。最悪です』
相澤｢俺のセリフだ｣
『不愉快です』
相澤｢俺のセリフだ｣
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坊ちゃん団子 - ひながきさん» もちろんですぅ！糸野かっこいーですね！！ (2023年1月8日 20時) (
レス) @page27 id: f9cc241d98 (このIDを非表示/違反報告)
ひながき(プロフ) - 坊ちゃん団子さん» ありがとうございます！のろま更新ですが待っていただけると嬉しいです！ (2023年1月7日 17時) (レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
坊ちゃん団子 - 大好きです！！応援してます！ (2023年1月6日 8時) (レス) id: f9cc241d98 (このIDを非表示/違反報告)
ひながき(プロフ) - 推しの財布さん» 夢主っぽくない夢主ですが、今後も楽しんでいただけたら嬉しいです！ (2022年11月29日 19時) (レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
ひながき(プロフ) - これはお咲さんさん» うわぁ！ありがとうございます！ (2022年11月29日 19時) (レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひながき | 作成日時：2022年11月14日 18時
