２３話 ページ24
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眠田さんとの通話を一旦終えた私は、スマホをいじりながら私の帰りを待っている彼の元に戻る。
『ごめんなさい！電話長引いちゃって！』
上鳴｢いいや！全然大丈夫よ！？｣
『親からの電話で、今日は早く帰ってきなさいって言われちゃって』
上鳴｢うわ！それなら早く帰らなきゃだな！｣
気にしないで、と言う彼に何度もごめんと告げ、私は急いだふりをしてカフェを出た。
＿＿＿＿
細い路地に入ったところで、制服のポケットに入っている繋がったままのスマホを耳に当てる。
『対象と別れました。どうします？そっちに戻ればいいですか？』
眠田｢いいや、君は君の仕事を続けてくれ。何かしら動くつもりだろう？｣
『まあ、そうですけど。アンタの指示を仰いだ方がいい気がするんですが』
眠田｢…おそらくだが、君の考えていることと私の考えていることは一緒だろうね。いい線だ、そのまま捜査を続けてくれ｣
『は？ちょ、まっ』
私の意見など一ミリも聞かず一方的な指示を残し、眠田さんは容赦なく電話を切った。いつもの事だから耐えられるものだけど、毎回毎回こうも振り回されちゃこっちだってストレスが溜まる。
とりあえず先ほど電話先の人間が言った
＿＿＿＿【君の考えていることと私の考えていることは一緒】
という言葉から、私の思考は完全にあの人に筒抜けということだ。何をしても見透かされていては気持ちが悪い。
屈辱的なこの思いを封じ込め、スマホが入っていたポケットでは無い方へ手を突っ込み、中にあったイヤホンを耳へはめた。
音が聞こえることが確認できた私は、路地の壁に背中を預け、目を伏せてイヤホンの向こうから聞こえる音に集中した。
︎︎
｢オールマイト、少し相談したいことがあって。 はい、……ん？すみません、少し声が聞き取りにくくて。………わ、分かりました！明日の昼休みに、いつもの場所ですね！！はい！では！！ …………なんだろう、電波が悪いのかな｣
イヤホンの先からは、あどけない少年の声が聞こえていた。
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坊ちゃん団子 - ひながきさん» もちろんですぅ！糸野かっこいーですね！！ (2023年1月8日 20時) (
レス) @page27 id: f9cc241d98 (このIDを非表示/違反報告)
ひながき(プロフ) - 坊ちゃん団子さん» ありがとうございます！のろま更新ですが待っていただけると嬉しいです！ (2023年1月7日 17時) (レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
坊ちゃん団子 - 大好きです！！応援してます！ (2023年1月6日 8時) (レス) id: f9cc241d98 (このIDを非表示/違反報告)
ひながき(プロフ) - 推しの財布さん» 夢主っぽくない夢主ですが、今後も楽しんでいただけたら嬉しいです！ (2022年11月29日 19時) (レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
ひながき(プロフ) - これはお咲さんさん» うわぁ！ありがとうございます！ (2022年11月29日 19時) (レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひながき | 作成日時：2022年11月14日 18時
