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『なんか先輩方…安心しますね』
木村「ん?」
『別に他の先輩方が安心しないとかじゃないんですけど、やっぱり事務所の先輩は安心感あります』
宮野「なになに〜?嬉しいこと言うじゃん?」
『へへ』
木村「調子のいいことばっかりいいやがって」
『ていうか、宮野先輩でかくなりました?』
宮野「えぇ!?これ以上でかくなったら困るよ。椎名が小さくなったんでしょ?」
『あぁ、そうかも』
木村「納得するなよ」
すると宮野先輩は大きな手を私の頭に優しく置いた。
宮野「まあ、元気そうで安心した」
木村「そうだな」
『元気ですよ?傷口は塞がってますし』
宮野「そういうことじゃなくて、心がね」
『あぁ…割と最初は心ここに在らずだったんですけど、やっぱり元気が1番かな、と笑』
宮野「そうだね、椎名は元気なのが1番だよ」
木村「騒がしくないと逆に心配だしな」
『てことで、1ヶ月後には復帰するんですけどそれまで暇なんで、事務所の新人さんたちの指導でもしようかなと思いまして』
宮野「お、いいじゃん?」
木村「ほどほどにな」
『分かってますよ』
木村「んじゃ俺ら、スタジオ移動だから」
宮野「またね、椎名」
『はい!頑張ってください!』
宮野「ありがと〜」
先輩達は手をこちらに向けてひらひらとさせ、ちょっぴり嬉しそうにスタジオへ向かっていった。
マネ「上には報告してきたよ」
『あ、さんきゅー』
マネ「体調に支障がない程度なら、新人の教育頼みたいって言ってたんだけど、どうする?」
『あっらなんて奇跡、端からそうするつもりだったよ』
マネ「じゃあよろしくね」
『はいよ』
マネ「今日はどうする?」
『ん〜、様子だけ見に行こうかな』
マネ「分かった、場所分かる?」
『分かる分かる』
マネ「それじゃあ時間見て迎えに行く」
『了解です』
東京の養成所はこの近くにある。
ワクワクしながら養成所まで向かっていた。
うちの事務所は「劇団ひまわり」って名前なだけあって声優を目指しているものが多いという訳でもない。
小さい子供からシニアクラスまで広い層の人たちがいる。
養成所着くと、小さな子供たちがダンスレッスンをしていた。
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ひながき(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます!!公開いたしました!!今後ともよろしくお願いします! (2022年1月5日 22時) (レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 初コメント失礼します!いつも楽しく読ませていただいています!声優さん方の絡みが毎回面白くて好きです!是非四章も読みたいと思っているのですが、パスワードが必要との事ですので、差し支えなければパスワードを教えてもらってもよろしいでしょうか?応援してます! (2022年1月4日 15時) (レス) @page50 id: afc7ca5521 (このIDを非表示/違反報告)
ひながき(プロフ) - レイさん» 毎章コメントありがとうございます!!もう私からしたらマブですね。続編も読んでいただけると嬉しいです! (2021年12月29日 15時) (レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 遂に三章目、、、、終わってしまった。。。。今シーズン(?)も面白かったです!え?シーズン4?待たねえ奴いる?いねぇよなぁ!!右の星連打して、楽しみにしてまぁす!!!!() (2021年12月29日 9時) (レス) @page50 id: c204bce294 (このIDを非表示/違反報告)
ひながき(プロフ) - sakubasho3104さん» いいですねそれ!笑 コメントありがとうございます!書いてみます! (2021年12月7日 19時) (レス) @page29 id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひながき | 作成日時:2021年11月17日 23時