いい加減にしろ！！３

・ ページ7

・





大野｢うちのメンバーの誰かから聞いたはどうかは分からないけど、嵐にちょっとよろしくない期間があってさ｣

『もしかして、リーダーが嵐やめたいって言った時の』

大野｢あぁ、知ってた？｣

『んん〜、おにいから私が聞き出した』

大野｢そっかそっか、｣

『うん』

大野｢まあ、それ俺のせいでね。俺が普通の生活がしてみたいって言ったの。でも、やっぱりもう少し嵐でいようってなって、今がある｣

『そう、なんだ』

大野｢だから、同士だね｣

『同士……』

大野｢まあ、普通を夢見たもの同士、



＿＿＿もう少しだけ頑張ろうや｣

『うん、うん！！』



柄にもなく格好のついた台詞を残して帰って行った彼はどこか貫禄があって、あの嵐のリーダーなんだと改めて感じさせられた。










・

二宮｢この前大野さん来たでしょ｣

『うん、来たよ』

二宮｢Aちゃんに会ってきた〜ってなんか気持ち悪い顔して言われたんだけど、なんかあった？｣

『あ〜、』

二宮｢なに？｣

『秘密』

二宮｢あぁ？｣

『秘密ったら秘密』

二宮｢…調子はどう？｣

『翔くんの真似？』

二宮｢ライブじゃねえから、普通に聞いてんだわ｣

『あぁ、まあまあ普通』

二宮｢ならよかった｣

『この前マネちゃん来てさあ、』

二宮｢うん｣

『私が持ってた役はとりあえず代わりの人が入ってくれてるって、降板ではないらしい、良かったあ…』

二宮｢捕まったりしてねえんだから降板はねえだろうよ｣

『あと救いだったのが、ドラマとかは全部撮り終えてたことかなぁ、』

二宮｢不幸中の幸いだな｣

『まあ、アニメも代えの人が入ったって聞いた時、死ぬほど悔しかったけどね』

二宮｢しょうがないでしょうよ｣

『そうなんだけど〜』

二宮｢仕事人間か｣

『そうだよ』

二宮｢…そうだな｣

『おにいもかなり仕事人間だと思うけどね』

二宮｢んなことねぇよ｣

『そう？』

二宮｢うん｣





みたいな他愛ない話をして、

次の日は違う人と他愛ない話して、って

そんなこんなであっという間に検査の日になった。











・

医師｢検査に異常はなかったです。
ですが、2ヶ月くらい2週間に１回、通院してください｣

『分かりました。お世話になりました』

医師｢お大事に｣

『ありがとうございます』










二宮｢良かったな、退院できて｣

『うん、良かった』

二宮｢これからどうする？｣

『とりあえず家に帰ってから事務所に行くよ』

二宮｢分かった、送ってく｣

事務所と安心→←同士を組んで

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す