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☆嫉妬 ページ38

朝起きたら俺は昨日Aちゃんにハグをされた場所にいた。

体にはブランケットがかけられている。

机の上を見るとAちゃんからの置き手紙。

「学校に行ってきます。夜帰るのは7時頃になります。照さん帰ってくるの、待ってます」

俺のが帰ってくるの早いかもな。そんな事思いながら仕事に出た。

今日は専属でやらせてもらってるファッション誌の撮影だ。


撮影を終え、さあ帰ろうかと思ったら廊下で今人気のモデルのカナちゃんとすれ違った。


「あれ、もしかして照くん!?」

馴れ馴れしい。急に名前呼びかよ。

『はい、そうですけど』

そうぶっきらぼうに答えた。

「わあ、本物だあ。ほんとにムキムキだ〜」
なんて言ってぺたぺた体を触ってくる。

気持ちわりぃ。

『ごめんなさい。俺急いでるんで。』

そう言ってカナちゃんを振り払ってマネージャーの車に乗った。

家の前で車からおりる。
『ありがとね。』

そう言って振り向く。

「照くん!」

なんで。なんでカナちゃんがいんの。

『なんで。』

「マネージャーの車に乗ってたら照くんが見えて、車止めてもらったの。」

「これも何かの縁だし、お茶でもしない?
もちろん照くんの家で!」

「照く〜ん、ね?いいでしょ?」


『ん〜?駄目だよ。ほんとに。』


「一般人の彼女がいるから?」


『…。違うよ。彼女じゃない。』


「じゃあいいじゃあん。」


『ごめんね?ほんとに駄目なんだ。』


「ぅ〜ん、わかった。じゃあまた今度ね!」


まだ優しく断った方だ。

ほんとは組まれてる手を振り払いたい。

やっと解放される。
そう思ったら頬にキスをされた。
やられた。隙を見せた俺が悪かった。


カナちゃんは何事も無かったかのようにトコトコ走って去っていく。



A「岩本さん!」


Aちゃんが帰って来た。


何も悟られないよう、いつも通りすごそう。
そう決めた。



その夜もAちゃんとたわいもない話をして盛り上がっていた。

なんとAちゃんは俺のことをひーくんて呼んでたらしい。

かわいすぎる…

思わず頭をくしゃくしゃっと撫でた。


君は照れて俯いたままだ。

☆嫉妬2→←嫉妬2



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設定タグ:SnowMan , 岩本照 , 向井康二   
作品ジャンル:恋愛
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日葵(プロフ) - zinyonさん» えええええ、なんて嬉しいこと言ってくださるんですか(;_;)いや語彙力の欠片もないので伝わってるか不安やったんです(泣)はい!ぜひぜひ!読んでやってください! (2020年3月3日 17時) (レス) id: ba5941ee68 (このIDを非表示/違反報告)
zinyon(プロフ) - キュンキュンし過ぎて危うく死ぬところでしたw日葵さんの文章力が神過ぎて...今からフランボワーズ2読んできます! (2020年3月3日 14時) (レス) id: 12d8f12549 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:日葵 | 作成日時:2020年2月20日 0時

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