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「なるほど。そういうことなら私に任せて!」
そう言ってバチィッとウインクをした太宰さん
正直言って不安しかありません
「...で、問題のその子はどこにいるんだい?」
「あそこです!今椅子に座ってボーッとしてる金髪碧眼!」
先輩が指さした(良い子はやっちゃダメだよ!)先にはこちら虚ろな目をして見てるさっきの子...いや怖っ
なんかブツブツ言ってるし...怖
「あぁこのパターンね」
いやなんだこのパターンて
なんでそんな冷静なんですか太宰さん
「さっきの話と今の彼の様子を見る限り、彼は妄想型と独占型のヤンデレだ」
.....なんだそれ
「現に今、彼は私にすごい殺気を送ってくる。中学生が出すものとは思えないほどの」
「...わあ」
え、なにヤンデレって種類があるんですか?
「大丈夫、私こんな感じの人に何回も会ってるから対処法はバッチリだよ。まあ全員女性だけど」
「「....」」
「え、なにその可哀想なものを見る目は」
「太宰さんって意外と女運ないんだなぁ...と」
「違うよ?!?向こうが勝手に勘違いしただけだよ!?」
「勘違いさせる太宰さんも太宰さんですよね」
「二人して酷くない?!私泣いちゃう!!」
シクシクと言って泣き真似をする太宰さん
「そんなことはいいので!早くAちゃん助けてあげてくださいよ!」
「...うん...」
なんかさっきの「うん」可愛かったです
お、あの子と太宰さんがなにか話している
ん?だんだん顔が青ざめていってる。太宰さん何言ったんですか...
「あのっ!!すいませんでした!!」
「えっ」
ええええ?一目散に店から出ていった美少年
急な展開に頭が追いつかない
「...太宰さん何言ったんですか?」
「大したことは言ってないよ?あの子がちょっとは常識持ってるようで安心したよ」
「ヒョ」
今の太宰さん黒の時代の顔してましたよ!!絶対恐ろしいこと言いましたよねこの人!でも今回はありがとう!
「あ、それで依頼料の事だけれど」
「そうですね。いくらですか?」
「お金はいらないから探偵社に来て欲しい」
「...........???」
「いやぁ何もそこで働けってことじゃないよ?皆君に会いたがってるから遊びに来てって事だよ」
「....いや、それはさすがに申し訳ないのでちゃんとお支払いします」
絶対に行かない行きたくない
今までの努力が水の泡!
え?前に1回探偵社行ったじゃんって?あれは仕方なくだよノーカン!!!()
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かき氷 - ウチも転生?トリップ?したらモブライフ送ろう!と思った瞬間でした…最後まで楽しかったです! (2022年11月4日 17時) (レス) @page31 id: 3cc8562ddc (このIDを非表示/違反報告)
いろはす(プロフ) - いつも楽しませてくださり、ありがとうございます。完結おめでとうございます! (2020年3月19日 3時) (レス) id: a05da2f370 (このIDを非表示/違反報告)
琴葉 - すごい面白いです!続き待ってます! (2019年9月23日 12時) (レス) id: e8c3512e8d (このIDを非表示/違反報告)
りょぬ - 凄い…ガチもんのモブインだ…! (2019年9月13日 21時) (レス) id: 0115d5b662 (このIDを非表示/違反報告)
あんみつ(プロフ) - ものすごく面白くて、嗚呼!夢主になりたかったです。頑張って更新してください! (2019年7月22日 20時) (レス) id: 76102abd67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:威織 | 作成日時:2019年1月4日 23時