・ ページ2
やっと昼ご飯にありつけたのは、おやつやんって1人ツッコミしたくなるような時間。
ため息をつきながらスマホを開くと、そこには友人の菊池からLINEが一通。
菊池今夜飲み会だから来て!絶対!
一緒にお店のURLが貼られてた。
飲み会って事は、書いてないけど合コンやろうな。
彼女は欲しいと思うし、家庭への憧れとかもぼんやりとは持ってる。
でもなかなかドンピシャな子に出会えないから、飲み会って建設的な方法じゃ無いんやろなって最近は思い始めてたけど
まぁでも、これで最後と思いつつ、誘われたら行ってしまうんだよなー…。
ーーーーーーーーー
仕事が終わって指定されたお店に向かうと、すでに飲み会は始まってた。
「小瀧！おせーよ、こっち」
「悪い。最後のお客さん長引いたわ」
飲み会は、4:4。
坂道アイドルっぽい子2人と、みちょぱみたいな子と、もう1人は…
絶対無理やりやん。
例えるなら、………なんやろ？
ブスじゃない。デブでもない。ダサいわけじゃない。
でも、他の3人とちょっと違うし、俺の周りに寄ってくる子でも美容院のお客さんにもいないタイプ。
当然のようにその子の隣の席が空いてて、自然とそこに座るしかなくて座った。
「こんばんは。小瀧望です」
「……望月です」
望月、なに子ちゃんやねん。
飲み会なんやし、最初くらいニコリとせーや。
「何飲んでんの？」
「烏龍茶です」
「ん？ウーロンハイ？
いーね、シブいな。俺もそうしよっなぁ〜」
「いや、お茶です。
小瀧くんは、こちらどーぞ」
ずいっと渡されたアルコールのメニュー表。
なんなんだ…なぜこの場に来た、この女…
「あ、ありがと。飲めへんの？」
「いえ。何となく、呼び出されるような気がするので」
「呼び出し…？」
「はい。子持ちの先輩が、そんな匂わせをぷんぷんさせてたので、なんとなく」
「子持ち…？」
わけがわからず頭にハテナマークを飛ばしてると、望月ちゃんのケータイが鳴った。
「もしもし…お疲れさまです。
…はい、…わかりました。すぐ行きます」
え、ほんまに呼び出しされたん？
つーか、誰に？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 257人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
★mmiioo★(プロフ) - まさかの後輩くんが、元カレ！縁がなかったのかな。 (2021年9月29日 7時) (
レス) id: 9bdd0af86e (このIDを非表示/違反報告)
みつば(プロフ) - はじめまして！北山くんのお話を書かれていた頃から大ファンです！全てのお話を何度も読むくらい大好きです。しばらく投稿がなかったので辞められたのかなと寂しく思っていたのですが、新しいお話が読めてすごく嬉しいです！これからも応援しています！ (2021年7月17日 22時) (レス) id: d4865701e9 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - ★mmiioo★さん» コメントありがとうございます、お久しぶりです(^-^)自分では分からないですが、多分作品自体に特徴でますよね笑。またよろしくお願いします！ (2021年7月15日 15時) (レス) id: 9d20b291e2 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - キタ子さん» コメントありがとうございます(^_^)久しぶりに思いついたから書き始めてみました。何年ぶりかですが、覚えていてくださって嬉しいです♪またよろしくお願いします！ (2021年7月15日 15時) (レス) id: 9d20b291e2 (このIDを非表示/違反報告)
★mmiioo★(プロフ) - やっぱりさくらさんだ！やっほー♪なんとなくそう思ったら当たった！美容師のんちゃんか。楽しみにしてます。 (2021年7月15日 7時) (レス) id: 9bdd0af86e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さくら
| 作成日時：2021年7月14日 17時
