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一目惚れなんか信じないし




その場だけ楽しく飲んで、特定の彼女を作らない生活は気に入ってる。




ましてや、片思いなんてダサいこと今さらしたくない。








「来てしまった……」








なのになんで、花もケーキも買う予定は無いのに、またこの店に来てしまったんやろ。







しかも、閉店30分前とか完全に狙ってる。






じゃなくて、会社と家との乗り換えの駅やねん、ここの店の最寄りが。






店の外から中を覗こうと近づくと、ちょうど前にもいたバイトちゃんが出てきた。





バッチリ目が合って、あっちも覚えてるらしく、手を振ってきた。

これは、逃げられへん。







「お兄さん!また来たんですか?」



「お、おぉ。ちゃうよ、通りかかっただけやで!」



「またまたぁ。覗こうとしてたくせにー」



「うっさいなぁ!そっちこそ、もっと働きや!仕事終わったん?」







この子は、やたらと話しやすい。



波長が合うというか、自然と警戒心を無くしてくれる、そんな雰囲気。





だからついつい店の前やのに話し込んでしまった。






友ちゃんは、近くの大学に通う3年生でこの店でアルバイトをしている20才の子。





今から彼氏とデートだそうで、ウキウキるんるんしてる。






「じゃ、重岡さん頑張って下さいね♡応援してますよ」



「いや、だからそんなんじゃ…っ」



「失礼しまーす」






軽快に走り去って行く友ちゃんを見送って、再び店を見た。






俺の天使さんは閉店の準備をしているのか、陳列された花を見ながら作業をしている。






よし、話しかけに行こう!


でも…







この焦ったい脳内会議を何度か繰り返してやっと決心がついて店の中に入った。

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さくら(プロフ) - るるさん» コメントありがとうございます^_^過去の作品から読んでくださってるんですね、とても嬉しいです♪新作もよろしくお願いします☆ (2018年4月22日 7時) (レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - さくらさんこんにちわ。新作おめでとうございます。マシェリからお話し読ませて頂いてます。さくらさんのお話しはどれも大好きです。新作も頑張ってください(^ ^) (2018年4月21日 23時) (レス) id: 07c55f30e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さくら | 作成日時:2018年4月21日 11時

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