32 ページ32
チューリップのブーケを一生懸命作ってくれてる姿とか、
少しやけど顔見知りになって話すようになって
一緒にチーズダッカルビを食べながら、友ちゃんの事が好きってトンチンカンな事言い出すとこも
可愛いなぁって思った。
「イケるって自信があったわけじゃないけどさ、気持ち伝えた途端に一気に冷たくなったやろ?結構ショックやった。
この温度差何?って。ここまで人ってキャラ変われるんかってくらい」
それだけに、あの日からの冷たい態度は辛かった。
だけど突き放しながらも、何か言いた気な感じに見えたのは
ただ都合良く勝手に変換してただけやったんかな。
「…負けました、重岡さんには。
こんなにきちんと話してくれたから、私も話さなきゃですね」
「…ん、せやな…」
「重岡さん、浮気された事ありますか?」
「あー…あるなぁ。あるある、誰でもあるんちゃう?」
全員、とは言わんけどカップルあるあるやな。
元彼に浮気されてたとか、不倫とか、そっち系か?
「…私ね、離婚したんです。つい最近」
「へっ、?!」
「ふふ、バツイチです。引くでしょ?」
「バツ…イチ…」
元彼から浮気されてたとか
結婚詐欺とかDVとか
それを上回る衝撃やった。
「だから、違うんですよ私と重岡さんは。
嫌でしょ?もっと似合う人いますよ絶対」
そう言って、1人で納得した顔でグラスのビールをぐいっと飲み干した。
「はぁ、言っちゃった。スッキリしたぁ」
いやいや、自分だけでこの話を終わらせんといてよ。
……そっか、これやったんや。
俺と彼女の間に引かれた境界線。
どうしたら、乗り越えられる?
1357人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さくら(プロフ) - るるさん» コメントありがとうございます^_^過去の作品から読んでくださってるんですね、とても嬉しいです♪新作もよろしくお願いします☆ (2018年4月22日 7時) (レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - さくらさんこんにちわ。新作おめでとうございます。マシェリからお話し読ませて頂いてます。さくらさんのお話しはどれも大好きです。新作も頑張ってください(^ ^) (2018年4月21日 23時) (レス) id: 07c55f30e4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:さくら | 作成日時:2018年4月21日 11時