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次の日は、ホテルの朝ごはんを各自で食べてそれ以降は自由行動。



帰っても良いし、そのままギリギリまで海で遊ぶも良し。






昨夜晴れてカップルになった百合と神ちゃんがずっと一緒にいるから、必然的に私は重岡くんといる時間が増える。







行きは美希の彼氏の車に便乗したけど、帰りは神ちゃんと帰りたいと、電車を選んだ百合。

そりゃ、私一人でカップルの車になんて乗れないから同じく電車。







「ラブラブやなぁ〜」


「うん。神ちゃんはともかく、百合がこういうの人前で平気なタイプなの意外だった」


「分かる。社内恋愛隠したいタイプかと思ったけど、全然やな。

さっき神ちゃんの事狙ってたっぽい子から、岡野との事聞かれたし」







二人がけの椅子が縦に並ぶ座席の車両。


当然のように2人は並んで座るから、少し離れた席に一人で座ろうと思ったら横に重岡くんが来た。






「電車だとどれくらい時間かかった?」


「んー、2時間くらいかなぁ」


「…結構長旅だったんだね」


「せやで。車なら1時間ちょいくらいやもんな、行き長かったわー」








ポツポツと話しつつ、のんびりと長時間電車に揺られるのは久しぶり。



外の景色を見ながら、色々考える。








東京に戻ったら、流星くんに会いに行こうかな。



そう思って、連絡をしようとスマホをカバンから出そうとしたけど、それを遮るみたいな重みを横から感じた。







え…







横を向くと、肩に乗る重岡くんの頭。








ちょっとちょっと、こんな人がたくさんいるとこで勘弁して…!!



だけど、思いの外誰もこっちを見てなくて。






スヤスヤ眠ってるのを起こすのも可哀想だから、このままでいる事を決めた。

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ひろちゃん(プロフ) - 何回読んでもいいお話( ; ; )占ツクで散々色んなの読んできてどれも素敵だったけど、ほんとにほんとにこの作品が一番大好きです(>_<)物語も綺麗でほんとに大好きな作品です!これからもたくさん書いてください!ほんとにファンです!! (2019年1月4日 1時) (レス) id: b3980d9be3 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 恋夏さん» コメントありがとうございます^_^読み手の方に少しでも喜んで頂けた作品になり、とても嬉しく思います。最後まで読んでくださりありがとうございました! (2018年10月3日 19時) (レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - green songさん» お返事が遅くなり申し訳ありません(;o;)久しぶりに自分で読み返してみて、改めて重岡くんみたいな人が側にいたら良いのに…と自画自賛してしまいました笑。拙い文章でしたが、喜んで頂けて嬉しいです。最後まで読んでくださりありがとうございました! (2018年10月3日 19時) (レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
恋夏 - 最後本気で号泣してました!とてもいいお話でした。最高です! (2018年10月1日 22時) (レス) id: bda6d95fa7 (このIDを非表示/違反報告)
green song - とてもいいお話でキュンとしました!!また読み返したくなるお話です!また素敵なお話をお願いします!! (2018年3月28日 12時) (レス) id: 702ccfe687 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さくら | 作成日時:2018年3月11日 10時

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