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昼休みが終わって、霤弔気鵑力辰鯤垢ために2人で人気のない非常階段へ来た。
「仕事中やし、ざっくり話すわ。ごめんな、忙しいのに」
「いえ。でも、そない大事な話なんですか?さっき飯食べながらじゃ言えへんような…」
なんやろ、きちんと大阪での仕事は後輩に引き継いだつもりやったけど、なんか不備とかあったんかな?
何を話されるのか不安を感じていると、霤弔気鵑聾世い砲そうに首を手でさすりながら言った。
「シゲさ、東京で彼女できた?」
「いえ、いませんけど…」
「…好きな子は?」
その問いには、少し返答に困る。
だけどほぼ失恋確定やし、わざわざ自分の傷抉る必要も無い。
「…いませんけど」
「…ほんまに?さっきの、高橋さんは?」
「みんな勘違いっつーか、思い込み激しいというか…ただの同期です。
社宅同じやから、引っ越してすぐは結構頼りっぱなしやったけど、そういう感情は無いし…
もちろん、あっちも同じやとと思います」
俺の返事を聞いて、霤弔気鵑肋し安心したみたいな顔をした。
「そっか。なら、話しやすいわ。
実はさ、香澄ちゃんがまだシゲの事気にしててさ」
「香澄…?」
「早い話が、戻りたいねんて。シゲと」
「いや、でも別れたんはあっちやし…」
「やけど、原因はお前やろ?異動の事相談しないでどんどん進めちゃって、そりゃあ彼女なら悲しいし傷つくやん。
俺がけしかけた部分もあるから、正直二人の事には責任感じてんねん」
「別に、霤弔気鵑楼くないですよ。
本社異動の話を教えてくれただけやし、相談せんかったのは俺のやし…
それに、香澄は他の男とデートして俺とすれ違った時、言い訳もしんかったし…」
「あん時は、香澄ちゃんもショックで自暴自棄っていうかさ…
俺が照史の結婚式で東京行くって話したら、香澄ちゃんに頼まれてん。
シゲに、もう一度会いたいって伝えてって。
会うてみるだけなら、ええやろ?好きな子も彼女もおらんなら」
霤弔気鵑癲△┐蕕ぬ姪櫃併引き受けてきたわ。
こんなん、俺が逆の立場やったらお断り。
この人ほんまに優しいねん。
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さくら(プロフ) - あやかさん» はじめまして^_^コメントありがとうございます♪過去の作品まで目を通して頂けて有り難いです♪重岡くんはどんな風に頑張るのか?応援是非お願いします☆ (2018年2月14日 19時) (レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 初めてコメント書かせていただきます!ストロベリーフィズで初めてさくらさんのお話を読みました、そこからもうさくらさんのお話が大好きです!!重岡くんとどうなるのかな〜ってワクワクしながら読んでます!これからも投稿楽しみにしてます♪! (2018年2月14日 1時) (レス) id: 63b004c391 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - カフェオレさん» コメントありがとうございます^_^焦れったいお二人ですが、見守ってくださると嬉しいです♪続きもよろしくお願いします! (2018年2月12日 7時) (レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
カフェオレ(プロフ) - この小説、すごく好きです!更新、まってまーす!! 頑張ってください! (2018年2月11日 11時) (レス) id: 48d51abbe2 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - ナポリタンさん» こんにちは、コメントありございます^_^続きも楽しんで頂けるよう更新頑張ります♪ (2018年2月6日 15時) (レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さくら | 作成日時:2018年1月24日 23時