アンジュ・エ・デモン 2nd

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二次会が始まって、乾杯して料理を食べて。



桐山さんたちの馴れ初めスライドショーとか、ケーキ入刀とか見て、結婚って良いなって心から純粋に思ってしまった。







花嫁さんは、桐山さんが大学生から付き合ってた同じ年の人。

ずっと大事に付き合ってきて、そのまま結婚するとか理想過ぎる。








…いいなぁ。







早く結婚したいってワケじゃないけど、誰かに大事にされて、こんな風にみんなから祝福される結婚は羨ましい。








「あのー、すいません…」



「はい？うわぁ、薄顔のイケメン…っ」



「えぇ？あはは、おおきにです。�霤弔辰討いい泙后�

重岡からここのテーブルに行くように言われたんやけど、混ざってもええ？重岡の女同期チームやろ？」



「はい、あ、恵美ちゃん！薄顔のイケメン来てくれたよ！」







さっき�霤弔気鵑了�紹介してって騒いでた恵美ちゃんが、隣りに座ってうっとりしながら話してる。






半分冗談だったろうに、きちんと�霤弔気鵑鯱△譴突茲討�れるなんて律儀じゃん。






少ししてから重岡くんも来た。
ごく自然に、偶然空いてた隣の席に座る。







「随分やん、本人に向かって薄顔とか」



「だって、いきなり背後から来るから…連れて来てくれるなら、ちゃんと一緒に来た紹介してよ。動揺するじゃん」



「…高橋も好みなん？�霤弔気鵝�



「え？ううん、別にそういうわけじゃないけど」



「…やな。藤井さんとは正反対やしな。


うまくいってそうやん、自分ら。またデート現場鉢合わせてもうたわ」



「…うん、まぁ。ぼちぼちね」



「なんやそれ。もっと浮かれろやー…ていうかさ、はじめはもっとアホみたいに盛り上がってたやんな？どうしたん、冷めたん？」



「そんなんじゃないけどさ…。色々あって、ちょっとね」







流星くんと一緒にいても重岡くんの顔が、浮かんでしまう事があるなんて







そんなの、本人を目の前に言えるはずない。

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