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恭子さんから北山くんが告白されたって話になって、思わず箸が止まった。
噂には聞いてたし、ロッカーでも北山くんの話ばっかり同期の人達としてるイメージだったから想定内ではあるけど…
現実になると、少し動揺する。
恭子さんが付き合えるんじゃないかって期待した気持ち分かる。
だって、いつだって愛想良くて、挨拶してくれて、話せば笑わせてくれるんだから。
でも、北山くんは断った。それを聞いて、心の何処かで安心した自分がいて。
北山「好きじゃないと付き合えないよ」
あぁ、やっぱり彼は、周りから思われてる程軽くないしチャラくもない。
自分の見る目が正しかったんだって安心する。
横尾「安心した？」
小声で、横尾くんが言ってきた。
「えっ！？ど、ういう意味かちょっと…」
横尾「あはは、何でもない。A結構分かりやすくて面白いね」
二階堂「またコソコソしてる…なんなの？何で俺は仲間に入れてもらえないの？」
横尾「ニカも、大人なんだから自分で気づけよな」
今日は金曜で、みんな明日が休みだから結構遅くまで飲み会は続いて、いつの間にかみんな終電が押し迫る時間となってしまった。
藤ヶ谷「森ちゃん送るわ。帰ろ。お疲れー」
森「えっ！やったぁ♪お願いしまーす」
横尾「じゃ、俺コイツ連れて帰るね。ミツ、Aのことよろしくー」
森ちゃんのことは当然のようにガヤくんが送り、飲み過ぎて潰れてるニカちゃんを横尾くんが颯爽とタクシーに詰め込んで帰ってしまった。
残された私と北山くんは…気まずい…。
北山「何突っ立ってんの？帰ろ。電車無くなるじゃん」
「あ…うん、ごめん」
沈黙を破ったのは北山くんで、駅まで歩き出したのはいいけど、会話が無い。
「あの…」
『一人で帰れるよ』って言おうとした時、北山くんが振り返った。
目は結構真剣で、まっすぐな視線に吸い込まれるんじゃないかって錯覚するほど。
北山「どこ住んでんの？」
「…杉並」
北山「の、どの辺？」
駅名を言うと、北山くんの表情がパッと明るくなった。
北山「おっ。俺ら方向同じじゃん！じゃ、これから高橋を送る係は俺ね」
にっこり笑った北山くんを見て、酔いじゃなくて顔がポッと赤くなるのを感じた。
夜だから、バレてないよね？
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さくらんぼ(プロフ) - えりんぎさん» えりんぎさん、コメントありがとうございます♪今久しぶりに読み返して、もどかしい。。。笑となりました。楽しんで貰えて嬉しいです(о＾∇＾о)１年前の作品なのに、なんだか懐かしくてほっこりです♪ (2017年1月21日 17時) (
レス) id: 5b67c43cb7 (このIDを非表示/違反報告)
えりんぎ(プロフ) - その後の北山君のシーン見ちゃうとなんか切ないです・・・笑 あ〜日奈ちゃん・・・って笑 (2017年1月21日 13時) (レス) id: 424e396b6c (このIDを非表示/違反報告)
えりんぎ(プロフ) - こんにちは！！ みっくんファンのえりんぎです♪lucky colorとってもおもしろくて一気に読んじゃいました！！ このもどかしい関係・・・ どうなるのかとっても楽しみです！！ でも主人公ちゃん、「同期なんかめんどくさい！！」って言っちゃうなんて・・・笑 (2017年1月21日 13時) (レス) id: 424e396b6c (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ(プロフ) - 由貴さん» コメントありがとうございます！part２に続いてますので、是非読んで貰えると嬉しいです♪ (2016年1月14日 17時) (レス) id: 5b67c43cb7 (このIDを非表示/違反報告)
由貴(プロフ) - こんばんは!!凄く良いですね!!続きが気になります!! (2016年1月13日 22時) (レス) id: bf39404b50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら
| 作成日時：2015年12月27日 16時
