ｉｆ… (ページ35)

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頼りになるページ35

やったーやったー土曜はデート♪
どこ行こうかなぁ～。
みっくんと次に会う日が決まって、私は若干浮かれモード。

ふと、立ち止まる。
…この微妙な関係な時って、何したらいいの？
映画？遊園地？お買い物？
どうしよう。誘ったはいいけど、全くノープランだ。

こんな時、頼りになる存在が一人。

『前に話した彼と今度会うんだけど、どこ行けばいいと思う？』

相談してみた。相手は健永。

男目線での有力なアイデアを期待すること約２時間…

その間に家に着いたし、お風呂も入った。
髪も渇かした。あとは、もう寝るだけ。

ピコン♪

満を持しての返信…！！

健『ホテル行けば？朝からのフリータイム』

…この人に期待した私がお馬鹿だったのか？

二時間待った返事がコレか…とほほ。

スマホ放り投げようとした時、

ピコン♪

健『ごめん、冗談！水族館は？
今俺の会社が協賛してるとこがあって、福利厚生でチケット貰えるよ？』

『ほんと？嬉しい！水族館行きたい！！』

健『俺と行きたいみたいな言い方するよね(笑)。
明日補充行くから、その時渡す』

＿＿＿＿＿＿＿＿

次の日、健永がお菓子BOXの補充に来た。

健「高橋さん！お疲れさまです」

「あ、お疲れさまでーす」

健「この前の話、いいっすか？」

「はい！」

一応、職場だからね。

人気のない休憩所へ行くと、健永が封筒差し出してきた。

健「はい、コレ昨日言ってたやつね。俺が行くって申請で貰ったやつだから、口外禁止な」

「はい！もちろんです！あ、千賀さんコーヒーかお紅茶どちらがよろしいですか？？」

近くにあった自販機に目をやる。

健「んー…アセロラジジュースかな！」

「え？そんな女子っぽいの飲むの？」

健「え？女子っぽいとか言うなよー。コーヒー紅茶よりビタミンC飲めって彼女に言われてるから。

確かに、肌の調子は悪くないんだよなー」

「へー…。はい、どーぞ」

健「お、サンキュ」

私もたまにはこーゆうの飲もうかなぁ。明後日だしね、土曜日。

健「…なぁ、A」

「ん？」

健「頑張れよ。応援してるから」

「…うん。ありがと。頑張ってみる」

健「ま、ダメだったらしょーがないから慰めてやるから！」

健永…縁起でも無いこと言わないで！