ｉｆ… (ページ33)

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肉食女子会ページ33

みっくんとは、あれから頻繁に連絡を取り合うようになった。
数日に数回のLINEのやり取りしかしてなかったのが、最近ではほぼ毎日。

夜になると今日何があったかとか、同じTV見ながら実況し合ったり…初めはそれで幸せだったのに。
だんだん欲が出てきた。

どうして、隣にいないの？とか

肝心な事は言ってくれない、とか

もしかして、盛り上がってるのは私だけ？まさか本気でお友だちになろうとしてるの？

そんなの絶対無理だし、ショック過ぎる…。

いつもの女子会で、茉奈ちゃんと福ちゃんに相談する。

茉「そんなの絶対戻れるに決まってるじゃん！男の人って、基本好きじゃなきゃ毎日LINEなんかしないでしょ？」

福「そーだよぉ。もう、自分から言っちゃえばいいじゃん！
こんなとこで、私達に好きだ好きだアピールされても…ねぇ？」

二人ともニヤニヤしてる。私は割りと真剣に悩んでるのに…完全に面白がってる！

マジ、リア充むかつくんですけど。

「簡単に言えたら悩まないよ…。もしだよ？上手くいけばいいけど、私の勘違いじゃいかもしれないじゃん！！」

茉「…まぁねぇ。でも、恋愛ってそーゆうものじゃん！絶対なんて、なかなか無いし」

福「…私、思うんだけど、今回戻るなら、Aからミツ君へ伝えるべき！
そもそも、二人が別れちゃったのはAからなんだから」

茉「福ちゃん冴えてる！私も全く同感！

前からだけどさ、Aはみっくんからの気持ちに甘えすぎなんだって

…そうと決まれば、はい！スマホ出して！」

二人の指南に逆らえず、素直に机に置く。

茉「今からデート誘って！」

「えぇっ！？や、やだよ…そんなの…好きみたいじゃん」

福「好きなんじゃん」

茉「ほら、早くー！」

『みっくん次お休みいつ？会えないかな？』

二人に背中を無理矢理押され、私はLINEを送った。

「…フラれたらさ…慰めてね…？」

いきなり自信がなくなって、私小さく二人にお願いした。

二人は顔見合わせて、優しく笑いかけてくれた。

茉「もちろん」

３人で笑い合った。