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7話 ページ8

伊「大丈夫か!A!」

『航くん!ヒロ!』

諸「ゼロと松田は!?」



『今、上で様子を見てるの!1人避難してきた人はいたんだけど、引き止められなくて…』



状況を説明していると、何かが崩れるような大きな音がなった。


諸「扉が落ちてきたのか…!」


伊「とりあえず、これ持って急いで向かうぞ!!」


『うん!!』


3人で階段を駆け登った。六階にたどり着いたとき。



?「〜〜、邪魔してんじゃねぇ!!」


松田の叫び声が響いた。


声のした部屋を見ると、ペストマスクを着けた男か女かもわからないような人物が銃を部屋の中へ構えている。


伊達は咄嗟に前へ出ると、持っていたドアで弾丸を防いだ。


松「班長!」


伊「丸腰で銃待ってる奴にすごんでんじゃねぇ!」


『2人から離れろっ!!』


Aはペストマスクの人物を蹴り上げる。少しよろけたものの、姿勢を直し次は彼女へ銃を向ける。


一瞬向けられた無防備な背中に諸伏の回し蹴りが決まった。その衝撃で棚に倒れ、拳銃が手から落ちた。


『っ、ヒロ!』


諸「ゼロは無事!?」


諸伏は拳銃を拾うとペストマスクへ向ける。


降「すまん、助かった!」


扉から降谷も合流し、流石に分が悪いと感じたのかペストマスクは後ろへ退避した。


諸「待て!」


諸伏、A、伊達は後を追ったが、その人物は袖口からワイヤーを伸ばし隣の建物へと飛び移ろうとしている。


降谷「3人ともよけろ!!……逃がさないよ。」


降谷は銃を構えるとワイヤーを打ち抜いた。

体を支えているワイヤーが切れたペストマスクはそのまま落下する…と思いきや片手の力を使い壁を掴み上がっていった。

降「班長!頼む!!」

降谷が合図をすると伊達は土台となり彼を隣のビルへと飛ばした。


『ゼロ!私は仲間がいるかも知らないから一旦戻る!そっちは任せたよ!』


降「あぁ、了解した!」

諸「俺はゼロの援護に回るよ。」

伊「おう、じゃあ頼むぞ!」

諸伏は非常階段を駆け降り、2人はビルの中へと戻った。


松「まだ逃げてるだって?」


伊「仲間がいるかもしれんしな。」


松「…いねぇよ。いたら俺を殺そうと戻ってこねぇだろ。」


『たしかに…。』



松「それより、ガム持ってねぇか?噛むと集中できる」


伊「あるぞ、ほら。」


松「ありがとよ。班長。」


伊「ったく、もう班長じゃないんだけどな。」

そういって伊達がガムを手渡した。刹那、激しい爆発音と共に強い振動が3人を襲った。

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星空ブリキ - わーしすこんd(これ以上言うと降谷さんに怒られるので言わないどきます) (2022年7月3日 12時) (レス) @page27 id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
しゅる - S丸さん» おけだす! (2022年6月19日 19時) (レス) id: 29acc038ba (このIDを非表示/違反報告)
S丸(プロフ) - みみこさん» ありがとうございます〜!! (2022年6月19日 18時) (レス) id: a42ffbde28 (このIDを非表示/違反報告)
S丸(プロフ) - しゅるさん» こちらこそありがとうございました〜〜!!こんな感じでよろしかったですかね…?? (2022年6月19日 18時) (レス) id: a42ffbde28 (このIDを非表示/違反報告)
みみこ(プロフ) - こういうの大好きです!!シスコン降谷さん最高! (2022年6月19日 17時) (レス) @page27 id: 2d0bd82d4d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:S丸 | 作成日時:2022年5月22日 18時

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