17話 ページ18
今までに見たこともないような冷酷な表情を見せたクリスティーヌ、基プラーミャはワイヤー銃を天井へ向けて撃った。
白鳥が彼女に飛びかかるが、ウェディングドレスを脱いだ彼女はそれを避けて上昇していく。
コ「みんな!隠れて!!」
いつの間にか、解放されていたコナンの声によって、混乱していた刑事たちは柱の影は退避した。
プ「私の正体を知る者は、誰一人生かすことはできない!!」
そう叫ぶと、柱に隠れるAたちの元に、銃弾の雨が降り注いだ。そう、プラーミャがマシンガンを乱射していたのだ。
『…これじゃ動けない!』
松「A、俺が隙を作る。お前はその間にゼロたちんとこに行け。」
『わかった…。任せたよ、じんぺーちゃん。』
Aと松田は目を合わせて小さく頷くと、各々動き出した。松田がプラーミャに向け発砲し、その間にAは扉の隙間へ駆け込んだ。
それとほぼ同時に、コナンも扉を開け飛び出してきた。
コ「花嫁が犯人だよ!2階に…」
そう言いかけたとき、再び隙のない銃声が辺りに響き渡り、扉の隙間からも弾が飛び出してきた。
「他の入り口から行くぞ!!」
2階の通路にある扉へ向かう刑事たちを他所に、Aとコナンは上へ走り出した。
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夜景が見渡せる屋上で、私達は息を潜めた。
私達より遅くに登ってきた奴は扉をチェーンで留めると、空を見上げる。
プ「ちっ、遅れてやがる。」
コ「もう諦めた方がいいと思うけどな、クリスティーヌさん。…つか、もう“プラーミャ”って呼んだ方が良さそうだね。」
気づいていなかったのだろう、彼女は驚いた顔で私たちの方を向く。
プ「お前…何者だ?」
コ「江戸川コナン___探偵さ。」
コ「アンタの計画は失敗したんだ。彼らをまとめて殺害する計画はね。
ナーダ・ウニチトージティは、アンタを追って世界中どこへでもやってきた。さすがのプラーミャも追い詰められた。だから起死回生となる計画を立てたんだ。
彼らを一箇所に集め、得意な爆弾で吹き飛ばす。」
プ「フフフ…さすが探偵を名乗るだけある。お前の言う通りだ、少年。そして、私の目的はもう一つ。」
Aは物陰から動くと、プラーミャの前に姿を現した。
『3年前、あなたを目撃した私達の殺害。…ですよね?』
プ「降谷A…!あぁ、そうだ、あのときは屈辱を味わったよ…お前ら5人のせいで!!」
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星空ブリキ - わーしすこんd(これ以上言うと降谷さんに怒られるので言わないどきます) (2022年7月3日 12時) (レス) @page27 id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
しゅる - S丸さん» おけだす! (2022年6月19日 19時) (レス) id: 29acc038ba (このIDを非表示/違反報告)
S丸(プロフ) - みみこさん» ありがとうございます〜!! (2022年6月19日 18時) (レス) id: a42ffbde28 (このIDを非表示/違反報告)
S丸(プロフ) - しゅるさん» こちらこそありがとうございました〜〜!!こんな感じでよろしかったですかね…?? (2022年6月19日 18時) (レス) id: a42ffbde28 (このIDを非表示/違反報告)
みみこ(プロフ) - こういうの大好きです!!シスコン降谷さん最高! (2022年6月19日 17時) (レス) @page27 id: 2d0bd82d4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:S丸 | 作成日時:2022年5月22日 18時