１話 ページ2
東京・渋谷＿＿＿＿＿
高層ビルの上層階に位置するチャペル。
祭壇の奥はガラス張りになっているがあいにくの天気で、景色はよく見えない。
そんな祭壇の前には、緊張した様子の高木渉巡査部長がいた。
触れた先には捜査一課のメンバーや毛利探偵、そして少年探偵団のメンバーが並び花嫁の入場を今か今かと待っていた。
松「…茶番だな。」
『じんぺーちゃん、そんなこと言わないの。』
チャペルの扉が開き、ウエディングドレスを見に纏った佐藤美和子警部補が入場した。
『わー…綺麗…』
松「お前も、あーいうのに憧れてたりすんのか。」
『当たり前でしょ。ウエディングドレスは世の女性の憧れだもん。』
松「…そーかよ。」
「高木渉さん。あなたは生涯、美和子さんを守り続け、笑顔を絶やさず幸せにすることを誓いますか？」
高「はい、誓います！」
「美和子さん。あなたはどのようなときも渉さんの支えとやり、生涯愛し続けることを誓いますか？」
誓い言葉の最中。佐藤が答えようとしたその瞬間。
「美和子ーーー！！！」
「そんな奴と結婚するなら殺してやる！！！」
大きな叫び声と共に扉が開かれた。そこには日本刀などを持った男が4人。新郎新婦を睨みつけていた。
松「来たな…！」
目「確保ーー！！」
参列していた刑事や毛利探偵が飛び出してきて乱闘が始まった。
『退避するよ、高木くん！佐藤ちゃん！』
刑事たちが積み重なっている中、暴漢が佐藤に拳銃を向けた。
式場に、銃声が一発。
佐「高木くん…！！」
咄嗟に飛び出した高木の胸から赤いものが垂れた。佐藤が抱き止めるがその紅はどんどん床へと広がっていく。
それをみた佐藤の顔はどんどん青ざめていく。
目「訓練終了ー！！」
『あちゃー、失敗か…佐藤ちゃん？』
号令がかかった後も、佐藤の顔は青ざめ、表情は曇っている。
高「ペイント弾って落ちないんですよね…
…どうしたんです？佐藤さん。」
佐「な、なんでもないわ。」
高木の声で我に返った佐藤は、立ち上がりその場を離れる。Aも佐藤の肩をさすり、同期の宮本由美の元まで連れて行く。
宮「美和子…」
『佐藤ちゃん…』
コ「どうしたの？佐藤刑事。」
そう声をかけたのはメガネをかけた利発そうな少年。事件現場に現れては、捜査の手伝いをしている江戸川コナン君だった。
佐「コナン君…なんでもないわ。と言っても、君はすぐ見抜いちゃうか。さっきまた、見えたのよ…死神が。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1343人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
星空ブリキ - わーしすこんd(これ以上言うと降谷さんに怒られるので言わないどきます) (2022年7月3日 12時) (
レス) @page27 id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
しゅる - S丸さん» おけだす！ (2022年6月19日 19時) (レス) id: 29acc038ba (このIDを非表示/違反報告)
S丸(プロフ) - みみこさん» ありがとうございます〜！！ (2022年6月19日 18時) (レス) id: a42ffbde28 (このIDを非表示/違反報告)
S丸(プロフ) - しゅるさん» こちらこそありがとうございました〜〜！！こんな感じでよろしかったですかね…？？ (2022年6月19日 18時) (レス) id: a42ffbde28 (このIDを非表示/違反報告)
みみこ(プロフ) - こういうの大好きです！！シスコン降谷さん最高！ (2022年6月19日 17時) (レス) @page27 id: 2d0bd82d4d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：S丸 | 作成日時：2022年5月22日 18時
