天才鬼殺少女は笑えない【KZ】【KZ×鬼滅】

#藤の花の家紋とひさ ページ6

『美味しい…』



時刻は昼。暖かい日差しが一人の少女を照らし、ショコラブラウンの髪の毛がバサリと落ちる。



小さな可愛いらしい口で団子を必死に頬張る姿はまるでリスのように愛らしい姿だった。



(嬉しいそうです…)
少女…彩に団子を用意した本人であるひさは元から細い目を糸のように細めた。



藤の花を模った家紋は、鬼殺隊であれば無償で尽くしてくれる証。



ゆえに任務で傷ついた隊士は藤の花の家紋を目指す。



ひさの家もそういった家の一つだった。



鬼殺隊である彩は一年前ボロボロになっていたところを保護されてからずっとひさと共に過ごしている。二年前姿を消した彩はその半分はひさの家にいたのだ。



しかし彩はそういって目立った傷は無い。だがひさはまるで本物の孫のように可愛がっていた。彩が笑えるように愛情を注ぐ。



『ひささん』



綺麗なソプラノボイスが家に響く。ひさははっとなり少し同様したがすぐに落ち着きを取り戻す。



彩は何故ひさが同様したのか疑問に思ったらしく首をコテンと傾けたがやがて口を開く。



『いつも美味しいお菓子をありがとうございます』



ひさは驚き目を見開いた。



そんなひさを見た彩はまたもやキョトンとしたがすぐに食べかけの団子を幸せそうにパクパク食べ始めた。



そんな微笑ましい光景を見たひさはにっこり微笑む。



(幸せ…ですね)



笑わない彩の密かな幸せを感じた。



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本当に文才どこいった()


深夜ぐらいになおそーかな…()ひささんむっず！

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