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「なぁ、……お前の言う正しい事ってなんだ?」
気付いたら音に出していた
「分からない」
ポツリと呟いた声が耳の良い彼女に届いてたようだ
「どんな生き方が正しいのか、どんな志が正義なのか分からない」
彼女は口を開いた
「元々は紙面の中の登場人物だとしても」
拳に目線を落として
「私と同じ次元で生きているのなら」
彼女本来の一人称で
「あの人を、あの人達との未来を」
遥か遠くの
「この先の未来を知っている私自身で」
先を見据えて
「この手の届く限りの範囲で」
そう言った彼女は
「──────救いたい」
俺と似た青く明るい目をしていた
俺の共犯者はこの世界ではない記憶を持っている
※執筆状態:更新停止中
「なぁ、……お前の言う正しい事ってなんだ?」
気付いたら音に出していた
「分からない」
ポツリと呟いた声が耳の良い彼女に届いてたようだ
「どんな生き方が正しいのか、どんな志が正義なのか分からない」
彼女は口を開いた
「元々は紙面の中の登場人物だとしても」
拳に目線を落として
「私と同じ次元で生きているのなら」
彼女本来の一人称で
「あの人を、あの人達との未来を」
遥か遠くの
「この先の未来を知っている私自身で」
先を見据えて
「この手の届く限りの範囲で」
そう言った彼女は
「──────救いたい」
俺と似た青く明るい目をしていた
俺の共犯者はこの世界ではない記憶を持っている
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作者名:律 | 作成日時:2021年6月18日 23時