腹黒少女と灰谷蘭

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顔を上げるとワラワラと女子たちが集まってくるなに？

「今日の予習やった……？？」
「私たちまだなの〜〜、、」

そうね、そうだと思った。私こう見えて真面目にちゃんとしてると思われたいタイプだから課題とかは必ずやるけどこいつらいつもやってこないのよ。私がしてくるのを分かってるから。

『やったよ〜〜！それは大変だね！私の見る？』

こんな心の中で文句言ってるけど見せるのはあれね、これだけ可愛いと女の嫉妬も普通にある訳。中学生の時よくわかんないブスゴリラにいじられたし。男子が味方してくれたからすぐ終わったけど。

そんなこともあって女子に媚び売ってる部分あるのよね、だから誰とも付き合わないようにもしてたし。

「えーっいいの？！本当A優しいよね！」

そうね優しいわね

「いつもありがとうね、今度なんか奢るから！！なんでも言ってね！！」

それいつも言って半年経ったけど？

あーーー、ほんと人生ってめんどくさい。急に何って話だけど。私の努力も知らないでさ、腹たっちゃうこともあるよね誰もわかんないだろうけど。


「へー、お前ら人の時間を泥棒するんだ？」

後ろからぶわっと甘い香りがする、あ、これCHANELのレディースの香水の匂い、チャンスだっけ。

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