【第五人格】アップルティに深淵を【短編集】 (ページ5)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:17,165 hit

重い愛サンド / 占い師・リッパーページ5

夢主が邪神 / ハンター / リッパー要素は仄か / 占い師がただのやばいやつ

いつも通り始まったダブルゲーム。相棒はリッパー。

いつも通り仕掛けるチェイス。ただ一つ違うのは。

「…君、いい加減働いたらどうだい」

占い師、と言ったか。初めて当たったサバイバーが、私から離れないことである。

彼の存在は知っていた。ハスターの狂信者で、天眼だか何だか名称は忘れたが、千里眼の持ち主。肩の梟の目を通して仲間の様子を見られる特性をもつ。

何故私とここまで当たらなかったのかは謎だが、中身がハスターと同じ邪神である私に思うところがあったのだろう。

…というか、若干引くほどに。

「そこにいると間違えて殴るから、君は早急にどこか遠くへ行ってくれないか」

「殴っていただいて構わないのでどうかお側に置いてください」

「嫌だ」

秒で懐かれた。

いや、最初こそ私に取り入ってよりハスターと仲良く、だとか？下克上モノが性癖の子なのかな、だとか？いろいろと考えたのだけれど。

なんなんだろう、この感じ。困惑して優鬼したのがいけなかったのかな。ずっと後ろ付いてくる…怖い。助けて、リッパぁ…

「今、他の男のこと考えました？」

「っ、なにこの子…」

「駄目です、僕だけを見てください」

見かけによらずめっちゃ強かじゃん…納棺師の子とかあの見た目してオドオド可愛すぎたけど占い師…ギャップが酷いな。