闇を抱えし小さき少女、重力使いの妹で異能力者 (ページ9)

今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:3,232 hit

兄妹8 ページ9

？「誠意？」

天華「キャスター・限定展開(インクルード)
　～～～～～」

男の前に小瓶が現れる

？「小瓶？」

天華「それを手に取り私に渡せ」

？「………」

指示通りに渡してきた

これで、自分から相手の物となった

これで“擬似毒薬”が完成した

ゴクッドクンッ

天華「っ！ゲホッ！(吐血」

？2人「！？」

天華「ゲホゲホッ！
　これで、毒が体内に入った…
　約束を破れば、毒が発動して私は死ぬ…」

？「なんで…毒なんて…」

天華「云っただろう？
　誠意を示すと…」

？「っ……」

天華「約束は果たす…だから、その人を…」

？「……断る！」

天華「なに？」

？「誠意を見せられても、探偵社の味方である限り信じられるものか！」

天華「………」

なら、力づくでねじ伏せるか

？「今ここで、爆弾を起動させる！」

天華「！幾何的・時空裂界(ユークリッド・バアルペオル)！」

ヴォン

天華「擬似時空王・飛刻時空(デミバアル・フェムトカイロス)！」

ゲシッ！バリバリッ！！

ヴヴヴスゥウウッ

天華「いっちょ上がり♪」

？「………(驚」

人質の手を引いて、後ろへ隠す

天華「数縛封陣(ナンバリングシール)」

術式の鎖で束縛して、人質の縄と布を外す

天華「今の内に外へ出ましょう」

？(コクンッ

男性を外に出した

天華「人質救出完了です」

太宰「爆弾魔は？」

天華「気絶していますよ。
　目覚めていたとしても、抵抗出来ません」

国木田「ご苦労だったな」

天華「いえ…それより、爆弾魔の家族の無実証明しないと…」

ナオミ「その必要はありませんわ」

天華「！何故？」

ナオミ「これは全て仕組まれた事だからです」

福沢「………」

天華「！貴方は…？」

与謝野「武装探偵社の社長。
　福沢諭吉さんだよ」

天華「！社長…仕組まれた事とは、どういう…」

福沢「夜月天華…今日からお前を武装探偵社の社員として認める」

天華「あ、有難うございます…？」

太宰「実はね？この立てこもり事件は演技なのだよ！」

天華「は？演技！？」

太宰「爆弾魔と称した男女は探偵社の社員で、
　これは入社試験だったのだよ♪」

天華「成程……命懸けの覚悟があるかどうかを見極める為ですね？」

太宰「そういう事だ♪」

ナオミ「兄様と鏡花ちゃんにも報告しないと！」

天華「！；」

マズい…男の方は子供の姿に退行させたんでした…；