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兄妹2 ページ3

夢を見た

私が前世でカルデアの居た頃の夢を…
皆、今頃どうしているのでしょう…
私が死ぬ時、凄く悲しんでました

私も悲しかったです
もうカルデアの皆と共に生きていけない事に…
あの戦いで死ぬ事を察した時、
カルデアに戻って皆は加護を与えてくれた

自分達の力を使える加護と“不老不死”の加護をくれた
もう死なないように、私が「死」に囚われないように…
まぁ、身体が年相応じゃないからか、
不老不死は馴染んでいないようですがね

とても嬉しかったです
自分達との契約が切れても私を「マスター」と思ってくれることに…

そこで夢は途切れた

天華「ん……」

与謝野「起きたかい?」

天華「…此処、は…?」

起き上がろうとすると、止められました

与謝野「無理に起きるんじゃないよ。
  此処は武装探偵社さ。
  そして妾は与謝野晶子。
  太宰が河川敷で見つけて連れて来たんだ」

天華「つまり…助かったと?」

与謝野「そうだよ(なでなで」

天華「そう、ですか…」

与謝野「ところで、アンタはどうして河川敷で傷だらけだったんだい?
  顔や首にまで…」

天華「……実は…」

私は話した…あの家での生活や仕打ちを全て

前の家に捨てられて、あの家にストレス発散の道具が欲しくて拾われた事
散々な暴力を受けた事
お金にならないと捨てられた事を…

与謝野「そんな事があったんだねェ…」

天華「でも、全ては私が悪いんです。
  私がこんな容姿だから…だから愛されないんです。
  前の家の兄には大切にされていましたが、
  もう兄は私の事を覚えていないので会うことが叶いませんし…
  だから、あの人が私を大切にしてくれた思い出さえあれば…
  私は生きていけますから(微笑」

与謝野「っ……(ギュッ」

天華「!えっと…?」

与謝野「泣いて良い。今は誰も見ていない。
  妾が顔を隠しててやるから、泣きな」

天華「っ……う、ぁ…!(涙流す」

私は泣いた
今までの辛さを吐き出すように…
前の家やあの家での仕打ち、兄に会えない辛さを全て…

10分後

天華「ありがとうございました…(涙拭う」

与謝野「スッキリしたかい?」

天華「はい。本当にありがとうございました(微笑
  あの…太宰さんという方にお礼を云いたいのですが…」

与謝野「じゃあ呼んで来るよ」

天華「あ、大丈夫です。私が行きます」

与謝野「でも、その怪我じゃ…」

天華「大丈夫ですから(微笑」

与謝野「………」

案内してもらった

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設定タグ:文豪ストレイドッグス , Fateシリーズ , 中原中也   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:ホマレ | 作成日時:2018年10月8日 22時

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