枕投げと当てる ページ11
「よし、じゃあ、枕投げやるか！」
いつかの質問大会と同じ様に、黒尾先輩は唐突に開催を宣言した。
「え、ヤダ、メンドくさい」
「強制参加です」
マジっすか・・・。
「じゃあ、グッパーでチーム決めんぞー」
皆結構ノリノリだ。
でもこんな人数居たら、中々半分には分かれないと思います。
危惧していた通り、１５回目くらいでやっと半分になった。
私のチームには、夜久先輩、研磨、福永先輩が居る。
黒尾先輩、山本先輩、リエーフ、芝山君は敵チームだ。
審判は海先輩。
取り敢えず、芝山君が苦労しそうなチーム分けだと思った。
「よーい、スタート」
その掛け声で、枕の投げ合いが始まった。
この枕投げでは、３回当たったら失格となり、３分間でより多くの人数が残っているチームの勝利となる。
修学旅行の時も、女子全員で同じルールでやった事がある。
最後まで生き残ったのは、私とメグとひなたちゃんで、たまたま３人とも同じチームだった為、圧勝した。
が、今そんな思い出に浸っている余裕は無い。
何故なら、唯一の女子である私は、集中砲火を受けているからだ。
まあこれくらい、簡単に避けられるから何の問題も無いのだけど。
無心で逃げていたら、いつの間にか残りは黒尾先輩と夜久先輩、それから私だけに(研磨は、開始と同時に自分から当たりに行っていた)。
このまま逃げ切れば、こっちのチームが勝てる。
でもまあ、それじゃ面白くないので。
「あ、おい！１対２は卑怯だぞ！」
終わる前に、全滅させちゃう事にする。
当然黒尾先輩も投げてくるけど、２人共すばしっこいので、中々当たらない。
逃げながら枕を投げていると、夜久先輩の投げた枕に気を取られていた黒尾先輩に、たまたま当たる。
「おお！？」
「和帝が当てた！」
やった！
夜久先輩とハイタッチして喜んでたら、コーチがガラッと勢いよくドアを開けてきて、
「お前らうるさいぞ！今何時だと思ってる！和帝はさっさと部屋に戻れ！」
と叱ってきた。
時計を見ると、もう１０時だった。
ありゃ、確かに寝るには早いけど、部屋に戻らなきゃな。
「スンマセン。お前ら、片付け開始！」
黒尾先輩の声に部屋を見渡すと、枕投げで大暴れした所為か、荷物や布団が散乱していた。
「・・・じゃあ、お休みなさーい」
片付けは任せて、部屋に戻ろっと。
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ゆず(プロフ) - アカリさん» ありがとうございます！出来たら、「マネちゃんは暗殺者」にお知らせとして載せますね。 (2018年11月12日 15時) (
レス) id: e1a0e02e53 (このIDを非表示/違反報告)
アカリ - ゆずさん» 判りました！出来たら教えて下さい。更新頑張って下さい (2018年11月12日 11時) (携帯から) (レス) id: 5b0fbd2365 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - アカリさん» 了解です、作ってみます！ただ、掛け持ちがいくつかあるので、遅くなってしまうかも・・・。 (2018年11月11日 23時) (レス) id: e1a0e02e53 (このIDを非表示/違反報告)
アカリ - ゆずさん» トリップでお願いします！其れで渚が偶々入ったデパートでテロが起こって渚一人で撃退して…みたいな？ (2018年11月11日 13時) (携帯から) (レス) id: 5b0fbd2365 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 茉莉愛さん» やってみます！ (2018年11月11日 12時) (レス) id: e1a0e02e53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず | 作成日時：2018年10月12日 21時
