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A「…」
秋「どうしたんだろう、吹雪くん…」
A「私が吹雪だったら今さっきの時点で逆ギレしそう。」
秋「え?」
A「すごいプレイヤーだと期待したくなるのはわかるけど、それが大きなプレッシャーになっていることもあり得る。
そりゃ失敗もするだろうし。それで怒られても意味わかんないし。
私が吹雪の立場だったら逆ギレしそうだなって。」
秋「Aちゃん…」
確かに私たちはストライカーを求めて北海道に吹雪に会いに行った。
でも今のこの状態
ベンチに座って外からフィールドを見てることで気づいたことかもしれないんだけど
吹雪じゃなくて
別の何か
『エターナルブリザード』に期待しているんだと
思ってしまった。
A「ん〜なんて言えばいいんだろ…
勝手な偏見なんだけど、吹雪みたいなタイプって周りの目とか期待とか気にしていそうで。
だからいつでも笑顔振りまいてんのかな〜って。
その裏には意外と『自分のことを見て』って悲鳴をあげてるところもあったりするのかな〜って。
ただの憶測に過ぎないんだけどね。」
秋「そんな…」
瞳子「…。」
A「吹雪が言ってたわけじゃないし、私の勝手な憶測だからあまり気にしないで。」
とは言っておいたものの
昨日の夜のこともあって
意外とこの憶測も外れていないのではないかとか思ってる。
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そんな話をしながらも試合を見てたんだけど、
円堂が『マジン・ザ・ハンド』をした後、
秋「ええ!?」
春奈「うそ!?」
A「すっげ」
立向居が見よう見まねで『マジン・ザ・ハンド』を繰り出したのだ。
まあ、破られてたけど。
陽花戸の人たちも雷門同様、GKの必殺技取得に向けてGKのフォローに入っていくようになった。
立向居一年生だよね。
すごいなあ。
完成させるのも時間の問題だろうな。
後半に入ってからは雷門側の攻撃が止まらない。
そして立向居も『マジン・ザ・ハンド』に挑み続けた。
結局4-0で雷門の勝利に終わった。
楽しそうな試合を終えた次の日、
私たちは新しい脅威を知ることになる。
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リオン(プロフ) - 日向ちゃんも、珠生ちゃんもどちらのお話も大好きです!!自分のペースでいいので更新していただけると嬉しいです。自分はずっと待っていますし、応援しています!! (2021年1月1日 16時) (レス) id: e704f87021 (このIDを非表示/違反報告)
汐音2号機(プロフ) - 吹雪彩香さん» ありがとうございます!ペースはまばらですが順番に更新していきます:) (2019年8月31日 13時) (レス) id: e21875e94a (このIDを非表示/違反報告)
吹雪彩香 - 続き待ってます! (2019年8月15日 2時) (レス) id: 2851876f67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:汐音 | 作成日時:2019年7月19日 14時