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吹雪「ねえ、」
A「ん？」
吹雪「この前のイプシロンとの試合のとき、
僕変じゃなかった？」
私の隣で横たわる吹雪にちらりと視線を送る。
私のことを見るその瞳はどこか不安そうで。
A「変だった。なんかよくわかんないけど。」
視線を満天の星空に戻してそう告げた。
吹雪「そっか……」
A「それから、私力とかで強引…？に、ねじ伏せようとする吹雪のプレースタイル好きじゃない。」
吹雪「え？」
A「らしくない、って言えばいいのかな。似合わない。だからあまり好きじゃない。」
吹雪「そっ…か」
ごめんね、吹雪。
傷つけることになるかもしれないけど
何を隠しているのかいい加減……取り返しのつかないことになる前に教えてくれなきゃと思って
嘘を付けなかった。
キャラバンの上に来たのはいいけど、話すことがない……気まずい……なんてことにはこの王子キャラのおかげでならなかった。
でもサッカーの話や自分の話をしようとしていないことは何となく察して
A「この子がおにぎりで、こっちがおむすび。
この猫たちは上からうめ、おかか、こんぶ。」
携帯で写真を見せながら
吹雪「わあ……！みんな可愛いね。」
うちの子たちやお店の話をしていた。
吹雪「カフェ、なんだよね。」
A「うん。」
吹雪「今度稲妻町に行った時、お邪魔してもいいかな」
なんてわざわざ確認をとる吹雪。
断る理由もない。
A「うん。もちろん。」
とだけ答えた。
吹雪が何を抱えてるかは知らない。
何とかすることも出来ると思ってない。
でもその "何か" から少しでも解放される時間を提供出来るなら
少しでも人のためになれるのなら
自分の中でもなにかいい方向に繋がるのではないか。
そんな変な、センシティブな、、、というか……
不思議なことを考えてしまう。
まるで他人を救おうとすることで自分を救おうとするような。
A「(あほらし。)」
そんなこと出来るわけないのに。
途中で円堂が上に来たので
入れ違えように私はテントに戻って眠りに就いた。
明日も練習試合。
A「(サッカーばかりで頭おかしくならないかな大丈夫かな……)」
．
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リオン(プロフ) - 日向ちゃんも、珠生ちゃんもどちらのお話も大好きです！！自分のペースでいいので更新していただけると嬉しいです。自分はずっと待っていますし、応援しています！！ (2021年1月1日 16時) (
レス) id: e704f87021 (このIDを非表示/違反報告)
汐音2号機(プロフ) - 吹雪彩香さん» ありがとうございます！ペースはまばらですが順番に更新していきます:) (2019年8月31日 13時) (レス) id: e21875e94a (このIDを非表示/違反報告)
吹雪彩香 - 続き待ってます！ (2019年8月15日 2時) (レス) id: 2851876f67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：汐音 | 作成日時：2019年7月19日 14時
