落着 2 ページ41
突入してきた真選組に慌てふためく攘夷浪士を尻目に、私達は真っ直ぐ人質の元へと向かう。
取り敢えず足首を縛る縄だけ斬って、誘導した。
「もう大丈夫ですよ! こっちです!」
今更隠密も何も無いので声を張り上げれば、安心した様に強張っていた表情を緩ませる人質達と、やっと気付いて刀を鞘から取り出す攘夷浪士達。
「下の奴らが来るまで私ここで斬ってるから、人質お願い」
殺気を出してこちらを睨んでくる攘夷浪士を真っ直ぐに見据え、隊士に言う。
「はい」と返事がされ、人質が救出されていく。
「姉ちゃん1人で俺らの相手かァ? 身の程を知らねェ奴は、早死にするぜ」
「それはこっちの台詞よ、身の程知らず」
ハッと鼻で嗤えば攘夷浪士共が怒りで顔を真っ赤にする。
一斉に振り下ろされてきた刀を避けて、横に一閃。
次の瞬間には別の奴に刀を振る。
これ総悟1人も斬らないで終わるんじゃないの、と思った途端、大勢の足音が聞こえてきた。
真っ黒な見慣れた隊服が視界に入る。
「おっそい」
「そりゃお前と比べられたらな」
1番隊・2番隊と合流すれば、人数はほぼ互角。
ものの数分で決着はついて、攘夷浪士は全員御用となった。
……やっぱ私正面切っての戦闘が良いな〜。
67人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
哀(プロフ) - なるほどです!ありがとうございます! (2019年12月17日 18時) (レス) id: d4e761c72f (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 哀さん» すみません! 次巻は用意をしただけで、まだ1ページも書けていないんです。でき次第すぐに公開します (2019年12月17日 16時) (レス) id: e1a0e02e53 (このIDを非表示/違反報告)
アスミ - パスワード教えて欲しいです! (2019年12月17日 15時) (レス) id: 41e9138099 (このIDを非表示/違反報告)
哀(プロフ) - はじめまして!とても面白かったです!次の作品も読んで見たいのでパスワードを教えて頂けると嬉しいです! (2019年12月16日 16時) (レス) id: d4e761c72f (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - %さん» 結構長いのに、2日で読んで下さるなんて…! とても嬉しいです。頑張ります! (2019年12月15日 22時) (レス) id: e1a0e02e53 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆず x他1人 | 作成日時:2019年11月29日 17時