真選組動乱篇／ペチャンコ ページ28
「土方さん、
私から目線を外すと、総悟はそう言った。
コイツが疲れただなんて言うのはかなり珍しいから、よっぽどなんだと思う。
「土方さん、少しでも後れをとったら俺がアンタを殺しますぜ。今度弱みみせたらァ、次こそ副長の座ァ頂きますよ」
「土方ここォォォォ！！」
トシの上でキリッと決めた総悟に、トシが叫ぶ。
本気だなコイツ。
「つーか、てめーらなんであたり前のように人を橋のように扱ってんだ！？」
「待ってくれ、トシを置いて俺だけ逃げろというのか！！」
「そこでもめんなァァ！！」
あまりの緊張感の無さに、私がクッと笑う。
銀ちゃんが、「モタモタしてんじゃねーよ」とパトカーの上から私達の方に身を乗り出してきた。
「さっさと……！？」
ガシャン、と鉄と鉄がぶつかる音がした。
河上万斉の乗ったバイクがパトカーにぶつかってきて、勢いそのまま銀ちゃんを線路わきへと撥ねとばす。
「ぐがっ」
「銀ちゃん！！」
銀ちゃんを助ける暇もなく、ゴシンとまた大きな音がした。
離れていた先頭車両がぶつかってきて、私達の乗るパトカーが電車に挟まれる形となる。
その先頭車両には、伊東の姿があった。
「つぶされるぅぅ！！」
ガガガガ
ガシャガシャガシャ
パトカーが電車と電車に挟まれ、プレスされたように潰れた。
真選組動乱篇／真相→←真選組動乱篇／線路で遊んじゃいけません
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 67人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
哀(プロフ) - なるほどです！ありがとうございます！ (2019年12月17日 18時) (
レス) id: d4e761c72f (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 哀さん» すみません！ 次巻は用意をしただけで、まだ１ページも書けていないんです。でき次第すぐに公開します (2019年12月17日 16時) (レス) id: e1a0e02e53 (このIDを非表示/違反報告)
アスミ - パスワード教えて欲しいです！ (2019年12月17日 15時) (レス) id: 41e9138099 (このIDを非表示/違反報告)
哀(プロフ) - はじめまして！とても面白かったです！次の作品も読んで見たいのでパスワードを教えて頂けると嬉しいです！ (2019年12月16日 16時) (レス) id: d4e761c72f (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - ％さん» 結構長いのに、２日で読んで下さるなんて…！ とても嬉しいです。頑張ります！ (2019年12月15日 22時) (レス) id: e1a0e02e53 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆず x他1人 | 作成日時：2019年11月29日 17時
