目 ページ9
「逃げるこたァねーだろ。せっかくの喧嘩だ、楽しもうや」
「オイオイ、おめーホントに役人か。よく面接通ったな、瞳孔が開いてんぞ」
「人のこと言えた義理かてめー! 死んだ魚のよーな
「いいんだよ、いざという時はキラめくから」
「土方さん、危ないですぜ」
「「!」」
緊張感の無い言い合いをしているところに、そんな第3者の声が聞こえた。
その手によって、ドゴンとバズーカが撃ち込まれる。
「うおわァァァ!!」
「生きてやすか土方さん」
バズーカを肩に担いで歩み寄ってくるのは、土方の部下である筈の沖田だ。
「バカヤロー、おっ死ぬところだったぜ」
「チッ。しくじったか」
「しくじったって何だ!! オイッ! こっち見ろ、オイッ!!」
目を逸らす沖田に、当然の怒りをぶつける土方。
が、「副長、ここです」と土方が話しかけられた事によって、ひとまず終了した。
沖田と土方が言い合いをしている間に、銀時達は別の部屋に逃げ込んだらしい。
「オイッ、出てきやがれ!」
「無駄な抵抗はやめな!」
「ここは15階だ。逃げ場なんてどこにもないんだよ」
そんな真選組の声に、小太郎は懐を探って球体を取り出す。
「? そりゃ何のまねだ」
「時限爆弾だ。ターミナル爆破のために用意していたんだが、仕方あるまい。コイツを奴等におみまいする……そのスキに皆逃げろ」
そう言った小太郎の胸倉を、爆弾によってアフロヘアになっている銀時が掴んだ。
その拍子に、爆弾がゴトっと小太郎の手から落ちる。
「貴様ァ、桂さんに何をするかァァ!!」
「……桂ァ。もう、しまいにしよーや」
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ゆず - 亜水さん» 総悟のSが初めて発揮された回。私結構お気に入りです。 (2019年7月16日 20時) (レス) id: e9f8937968 (このIDを非表示/違反報告)
亜水 - 本当だぁ!更新するの早いですね!凄い!あのカエルアニメで観たときマジで苛ついた!総悟あのまま首はねちゃえばいいのにって正直思いました。でもまあ最終的には焼かれてたんで良かったです♪ (2019年7月16日 20時) (レス) id: 9d2ec575ec (このIDを非表示/違反報告)
ゆず - 亜水さん» ありがとうございます!このシリーズを更新するのは私自身楽しいので、ドンドンしていけたらと思います。 (2019年7月15日 22時) (レス) id: e9f8937968 (このIDを非表示/違反報告)
亜水 - 桂優しいな〜再開場面、感動しました! (2019年7月15日 11時) (レス) id: 9d2ec575ec (このIDを非表示/違反報告)
亜水 - めっちゃ面白いです!読みやすかったです!更新頑張って下さいね次も観させていただきますので、よろしくお願いいたします! (2019年7月14日 17時) (レス) id: 9d2ec575ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆず x他1人 | 作成日時:2019年7月10日 22時