パフェ ページ11
「パフェだー!!」
「うるせェ」
「痛っ」
今日は月に1度のスイーツディ。
1ヶ月振りのパフェにテンションが上がって思わず叫ぶと、トシに頭をバシンと叩かれた。
「前々から思ってたけどさぁ、トシは直ぐ手を出したり脚をだしたり刀を握ったりするのやめた方が良いと思うよ。しかもレディに向かって!」
「どこにレディが居るんだ」
「ココでしょ、ココ!」
「俺にはじゃじゃ馬娘にしか見えねェ」
「酷っ! 目ぇ腐ってんじゃないの?」
「本当の事だろ」
あ〜あ、やっぱトシに連れて来てもらったのが間違いだったか。
近藤さんにでも頼めば良かった。
不器用で優しいのはお兄も銀ちゃんも一緒だけど、お兄とトシが似ていると思わないのはこういうところが原因だ。
翻って銀ちゃんの場合、平気で言う。
お姉ちゃんと似たような喧嘩をしているのを、大分前に聞いた。
「……美味いかよ」
夢中でパフェを頬張っていると、マヨたっぷりの団子を食べ終わったトシが、半ば呆れた様に訊いてくる。
だがしかし、そんな反応を気にする私では無い。
「うん!」と、満面の笑みで言ってやった。
「そーか、良かったな」
更に呆れられたような気がするのは気のせいだろう。
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作者名:ゆず x他1人 | 作成日時:2019年6月18日 22時