魂 ページ20
「おいおい、嫌がる女連れてこーとしてんじゃねェよ」
その声に、Aは思わず顔を上げる。
ホッとして、涙まで出てきそうだった。
「ああ!?」
怒鳴る男が、次の瞬間には吹っ飛んでいた。
銀時が、刀を振ったのだ。
勿論鞘は抜いていなかったが、男は蹲り、動けないでいる。
それを見て他の男達も飛び掛かっていくも、倍以上居る人数を物ともせず、晋助達は倒していった。
1分もかからなかったその勝負に、Aは目を奪われていた。
カッコいいと、そう思った。
次々と男を倒していく、その強さに。
これか、と思った。
真剣を渡してくれたあの日、松陽が言っていた言葉。
『己の魂を護る為に』
正直あの時、“魂”だなんて言われても、よく分からなかった。
でも今なら、よく分かる。
どうしようもなく、ああなりたかった。
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ゆず(プロフ) - 緋澄さん» 1話目ができ次第、公開させていただくつもりです (2019年6月19日 17時) (レス) id: e1a0e02e53 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 時雨さん» 申し訳ありません、実は、続編は準備しただけでまだ1話も書いていないんです・・・! (2019年6月19日 17時) (レス) id: e1a0e02e53 (このIDを非表示/違反報告)
緋澄 - 続編を読みたいのでパスワードを教えて下さい (2019年6月19日 14時) (レス) id: d02144b3e7 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 続編が、読みたいのでパスワードを教えてください。 (2019年6月18日 23時) (レス) id: bfac637d1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆず x他1人 | 作成日時:2019年4月5日 20時